注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2019年10月2日水曜日

和歌山県_和歌山市_岩橋千塚古墳群大谷山22号墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。



※約5年ぶり岩橋千塚古墳群から、見学記録も稀な大谷山22号墳。前山A群の石室とは随分と雰囲気が異なり、片袖と平面プランからは九州というよりは畿内の古い石室に似ている気がします。石棚もありますが水平に連続して2枚懸架されており、棚下の空間が広め。これは、この大谷山22号と大日山35号で見られる形状です。

通常見学ができてない大日山35号墳石室とは違い、空きっぱなしではありますが昨今の台風被害などで道は荒れています。というか見失いました。十分に注意してください。


紀伊風土記の丘で横穴式石室に注目した特別展が行われています。

2019年9月25日水曜日

奈良県_桜井市_文殊院西古墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。



※有名寺院と有名古墳の組み合わせなので、多くの方が訪問し多くの感想がインターネット上にあります。形状その他についても詳しい説明が多いので、それらを参考にしてください。石室全体の形状を思いだしたいときに、3D点群データを開いてもらえれば幸いです。

この文殊院西古墳のスキャン。平日とはいえ、1月4日に行ってます。次々と入室されてくるお参りの方・見学の方を、玄室端に寄って会釈をしつつ見送り、間髪いれずスキャンを継続するという変な技を使用しています。

2019年9月12日木曜日

Bougon古墳群?F号墳?

Skertchfabで稀にドルメン(dolmen)と検索してみると、とても支石墓のイメージとはかけ離れたお墓が見つかります。フランスのTumulus of Bougonもその一つ。

紀元前5000年の墳丘がTumulus F。F号墳?
細長いマウントの両端にF0とF2の石室、中央付近に石室を伴わない埋葬区があるようです。で、そのF0石室・・・どこかで見たような形状。九州(和歌山?)にあるよといわれても納得してしまいそうな石室です。



2019年9月3日火曜日

島根県_出雲市_小坂古墳(Ver1.0)

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※石室内に石棺ではなく、石櫃が納められている小坂古墳。写真だと立方体に見える石室も、奥壁はやや前傾をとるなど近くの石室に似た傾向があります。石櫃には緑色の痕跡がしっかりと残っています。羨道脇に見えるピンク色の点群は、椿の花。

石室空間としては小さい部類のため、全天球写真は玄門?付近からの1枚だけ。ThetaSの画像としては、石室内~羨道までの5枚くらいを撮影しています。高画質のものとの併用が難しいため、この辺り(2018年上期)くらいから見学時間に応じて使い分けるようにしています。

2019年8月25日日曜日

奈良県_大和郡山市_笹尾古墳(Ver1.0)

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2018年9月12日午後の写真

※2018年9月12日に訪問した際には、台風の直後ということもありとても見学できる状態に無かった笹尾古墳。2019年3月22日に再訪すると、倒木が綺麗に片付けられていました。解説板はあるものの、石室の図面は記載がなく調べても発掘調査報告書は出ていなさそう。

奈良の大型石室にしては、側壁は小型の石材で玄室を構成しています。ただ、その空間形状・サイズ自体は岩屋山式にかなり近く、峯塚古墳石室2018年現状の幅を30cm程度広げた物とほぼ同形となっています。須恵器が出土していることから、6世紀末~7世紀前半という埋葬時期も、なにも出土していない他の岩屋山式に比べると多少確度が高いのかな?もう少し研究の俎上に上がっても良い石室だと思います。


2019年8月20日火曜日

徳島県_阿波市_穴薬師古墳(Ver1.0)

 

3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

※最奥壁の傾斜や懸架されている石材は段の塚を思わせる穴薬師古墳。玄室の範囲も不明瞭&天井のラインは歪んでいるしでどこに元々の形状が残っているのか分からない状況。特に奥壁から三枚目の天井石には、コンクリートが青石の下に懸架されていたりと、そもそも積みなおした?といろいろ考えさせる石室です。石室前に”粟国造古墳”の石柱通り、跡なのかも。

ストリートビューにそこそこ大きな蜘蛛が映り込んでいますので、苦手な方は注意。

2019年8月17日土曜日

岡山県_総社市_天神古墳群1号墳7号墳8号墳10号墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。古墳群見学の2日目。ある程度整備されている範疇の最高所にある1号墳付近から、古墳らしき盛り上がりや石材をみつけてうろうろ。なんだかんだで、この時点で残りの良いものの取捨選択をしているんですよね。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇1号墳
整備されている範疇では、最高所。明らかに整備されていない境目がありましたので、より高所の探索はあきらめました。定番の天井石隙間からの奥壁付近空間スキャン。

〇7号墳
残りが良いものでは最高所の石室。60号や40号周辺と比べると少し石室の縦横が小さくなっています。

〇8号墳
残りは悪いものの奥壁付近が見れるためスキャン。植生を整理できればもう少し綺麗になるかもしれません。なんとなく、奥壁に向かって窄まる形。

〇10号墳
奥壁がこの古墳群では見られないくの字型に。残っている天井石は水平懸架されているので、なんでこんな形になったのか。奥壁側にもう一枚天井石があって、奥壁上段が倒れかかっているとか?

2019年8月13日火曜日

岡山県_総社市_天神古墳群15号墳14号墳13号墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。古墳群見学の2日目。そこそこ残りのいい石室には、赤い杭が打ってあって奥壁に標高が描いてあるなど計測された形跡があるのですがどうにも情報がありません。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇15号墳
この古墳群の中で、残りの良い石室のうちの一つ。墳丘がしっかりと残っている部類で、天井石厚は撮れていません。ここも計測された痕跡があります。

〇14号墳

奥壁部分が植生が多くあまり明瞭にスキャンは出来ていません。ただ、落ちかけの天井石やその延長線上の窪みまで合わせると、何となく細長い石室形状が見えてきている・・・ような。

〇13号墳
またまた、石材隙間からの玄室スキャン。側壁は傾いたのか、持ち送りなのか不明。天井石はそこそこ水平に懸架された状態を保っているので、これが原型?



2019年7月31日水曜日

深度センサーがスマホに搭載されてくる気配?

以前紹介したArcoreで3Dモデルが取得できるAndroidアプリ

3D Scanner for ARCore(早期アクセス)


久しぶりに更新履歴を見てみたら、なんか書いてある
-Full ToF support on Huawei/Honor devices using Huawei AREngine
どうやら、Huawei/Honorの端末で深度センサー付きの物に対応したと書いてある。ただし、国内で深度センサー付きのHuawei/Honorのスマートフォンは、発売されていません。(ドコモから、P30Proが発売される予定?)果たして、RGBでの3Dスキャンとどのくらいの差が出るのか気になります。

さて、もしかすると深度センサーを搭載しているメーカやスマートフォンの型番で検索すると対応アプリかあるかもと探してみたら、ありました。

Quick measure


Samsungの計測アプリのようですが、その説明の中にToFの説明が。
Quick Measure provide the following four AR Measurement experiences quickly and easily using ToF Camera and AR Technology.

3Dスキャンではなく2点間の計測メインのように見えるので、インストールして確認はしていません。国内にToF付きのSamsungスマートフォンあったっけ?

この時期は話題のスマホ?に搭載される機能の情報に振り回されています。高い機種しか初めはなくとも、それが流行ればどんなスマートフォンにでも搭載される機能になる。深度センサーもそうなってもらうと面白いというか、3D計測見学を啓蒙しやすいのですが・・・

2019年7月28日日曜日

岡山県_総社市_天神古墳群24号墳17号墳(Ver1.0)

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※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。古墳群見学の2日目。1号から24号をおおよそ半日で見学しました。30番台に比べると、天井石が露出しているだけの物や半壊している物が多い印象です。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇24号墳
この古墳群の中で、残りの良い石室のうちの一つ。少し入った所に一番狭い箇所があり、こぶし大の石がゴロゴロしています。閉塞?

〇17号墳
石室の中に木の板が置かれていていますが、これはいったい何年前の物?立てかけられた裏の空間も僅かながら撮れているので何とか輪郭が分かります。幅に対して高さがある。

2019年7月22日月曜日

岡山県_総社市_天神古墳群34号墳34号北西墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。35号33号32号から小道を挟んで少し北、34号34号北西無番墳を見学。初日の見学は、ここで終了。当初、天神古墳群を1日、のち緑山古墳群の主要墳を再見学と考えていたのですが、全く時間が足りませんでした。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇34号墳
ズレた天井石の隙間から意外と綺麗に記録出来た石室(入ってないはず)
羨道側は小道で削られてそうなのでもう少し長かったかもしれない。

〇34号墳から北西にある無番号墳
天井石らしきものは、至る所にあるので駆け寄っては空間のあるなしで3次元記録の対象とするかどうか決めています。なので、天井石上面や露出石材の記録も行えば、もっと古墳の記録としては有用になるのかも。この34号北西無番墳も近寄ってみると意外と空間があり、なんとか石室の概要がつかめそうというところで3次元化してみました。

2019年7月9日火曜日

岡山県_総社市_天神古墳群35号墳33号墳32号墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。一段高いところにある34号を後回しにして、35号33号32号を見学。石室が残っている延長上にも石材が転がっていたりすると、そこまで範囲を広げてスキャンするようになってきました。ちょうど、冬の時期で屋外もそこそろ取れるという状況が味方しています。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇35号墳
残っている空間の延長上の石を探していくと、かなり長い石室に。側壁の石材記録がかなり良いので入ってそう・・・

〇33号墳
天井石そうなものは5枚あるけれど、間が空きすぎている個所もあるので、崩落かズレたのか。奥壁側は小道になっているのでもうちょっとで、奥壁が見えそうな感じ。

〇32号墳
石室から離れた石も記録しているけれど、残存石室の床面からするとちょっと下すぎるか。

2019年7月1日月曜日

岡山県_総社市_天神古墳群38号墳37号墳36号墳(Ver1.0)

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※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。40番台から30番へ。この辺りから事前に情報を仕入れていた以上の石室空間が残存。残存状況の良いものに絞ればよいのかもしれませんが、群集墳を周るという目的もあり見学時間を延ばして周りました。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇38号墳
小さいながらも、側壁の構成からは新しめの石室?

〇37号墳
奥壁が1枚、側壁も奥側は二段風でかなり整えられた石室。天井のない部分とある部分で微妙に幅が異なります。計測された痕跡がある。

〇36号墳
入れないなりにスキャン。落石している天井石との隙間から、石室の輪郭を取得。奥壁に向かってすぼむ形式。

2019年6月28日金曜日

岡山県_総社市_天神古墳群41号墳44号墳45号墳(Ver1.0)

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※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。61号から57号付近を見学終えて、40番台付近に移動。この古墳群では、天井石がずれていてそこからZenfoneARを入れて内部スキャン。のち、継続して天井石上面スキャンということが多くありました。妄想ですが、天井石形状のデータ群としては、国内一位かも?

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇41号墳
入れそうだけどスキャンデータから見る限り入っていない。天井石落ちかかっている物は加工されている?

〇44号墳
かなり立派な石室。高さに対する1石の割合は古墳群内で1位かも。開口部に落ちている天井石は、下面だけでなく見えない上面も平らになっているよう。色味のせいもあって、トンカツに見える。計測された痕跡がある。

〇45号墳
天井石上面がごっつい。奥壁も二段で44と比べると古い・・・のかな?

2019年6月18日火曜日

岡山県_総社市_天神古墳群57号墳59号墳60号墳61号墳(Ver1.0)

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※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。群集墳の石室、1日でどのくらい周れるか(3次元計測のみ)を試したくて、見学ターゲットにしてみました。奥壁や石室形状がぼんやりと見えるものであれば3次元⇒23基ほどの石室データができ、ぼんやりと傾向みたいなものがみえることも。編年に出てくるような有名・大型の石室とは違った面白さがあります。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)
〇57号墳
今回見学した中で袖有りが確認できた3基のうちの1基

〇59号墳
今回見学した中で袖が確認できた3基のうちの1基

〇60号墳
僅かに奥壁が見える石室。天井石厚が意外と薄いような。

〇61号墳
羨道側は崖で、石材の破損が激しいです。袖あり。

2019年6月9日日曜日

愛知県_岡崎市_神明宮第1号古墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。



※岡崎市にある神明宮第1古墳。奥壁の大きさ、天井高といったサイズ感は、2016時点の馬越長火塚古墳よりやや大きめ。奥壁の彩色もあり岡崎市内で見学可能な最良の石室という印象です(ただし、市内の複室石室は概ね施錠管理されています)。在地形式の一例として挙げられている石室なのですが、段の塚穴型や河内の渡来系石室?を見すぎたせいもあってか、天井の縦断面が弧状という感じはあまりしません。本当に言葉で形状を表現するのは難しいですね。馬越長火塚石室と側面・床面を並べてみました。


側面 上:馬越長火塚古墳、下:神明宮第1古墳

平面 上:馬越長火塚古墳、下:神明宮第1古墳

2019年6月2日日曜日

茨城県_かすみがうら市_崎浜横穴群(Ver1.0)


 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。
この3Dモデルは、非常にデータサイズが大きいため固定回線かつPCでの閲覧を推奨します。



※霞ヶ浦の湖岸に位置する横穴群。場合によっては、ここまで水が来たんじゃないかと思うほど、湖面が近くに見えます。かすみがうら市歴史博物館で聞いた話によると、西から1~15号墓が並び、1基は15号の裏手にあるのだとか。そして、この横穴墓は意外と面白い形をしています。特に13号は床面と棺座の高さに1mほどの差があり、千葉に多い高壇式を継承しているようにも見えます。壁面内から見ると、まるでキノコ。千葉(特に房総)もしっかり周ると、キノコ式横穴墓(高壇式+宝形orドーム)が増えていく気配はあります。

晴天に恵まれたため?道路に面した崖面は、Photoscan(現Metashape)で。残りの良い4号13号はZenfoneAR+Rtabmapで3次元化。水平とサイズが確定している4号13号を基準に、Photoscan作成物をサイズと角度合わせし、連結しています。

なお、横穴墓号数はすべて仮番。西側から割り当てていますが、確実とは言えない場所も含んでいるため番号は前後する可能性があります。


2019年5月26日日曜日

兵庫県_丹波市_藤の目古墳群4号墳(Ver1.0)

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※民家と水田に挟まれたわずかな墳丘に、12mを超える横穴式石室が内包されている藤の目古墳群4号墳。大型の石材を使用していて、天井石などは3mを超える規模。旧氷上町エリアでは袖が薄い石室が多いのか、または同じような時期に作られたのか。まだまだある石室をもっと記録すれば、傾向なども見えるかもしれません。

2019年5月23日木曜日

和歌山県_紀の川市_北古墳群1号墳(Ver1.0)

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※墓地の中に保存されている北古墳群。その中の1号墳に岩橋型の石室が保存されており、見学することができます。奥壁/前壁の石材は、板石と呼んでいいのかずいぶんと分厚くなっています。それが段状にせり出してきており、段の塚穴を思わせます(石材自体の傾斜はないです)。羨道には土留のようにも見える板石が。外側にも積み石の形跡があることから、もともとの構造なのでしょう。土の階段と相まって、なかなか面白い入り口になっています。(雨の日は滑るので注意)

2019年5月20日月曜日

4年半振りの同一石室 スキャン技術の違いで見えるもの



うろ覚えながら2014年12月23日寒空のもと3Dスキャンした岩橋千塚古墳群前山A99号墳(上)と、2019年3月22日薄曇りの中3Dスキャンした岩橋千塚古墳群前山A99号墳(下)。現状、ほとんど使用することのなくなったiPad+StructureSensor+Skanect+MacbookAirの組み合わせと、ZenfoneAR+Rtabmapの比較です。

Skanectのデータは、特にメッシュについてRtabmapよりも明瞭に判別できます。その代わり大きな移動はできないので、例えば天井方向にスキャナから離れるによってデータが荒くなります。また、移動できないデメリットは、羨道側の石材の上下面を記録できないところにも表れています。
割石の明瞭な記録はMetashapeでも実現可能なので、どうしてもSkanectの運用は低調ですが上位のソフトウェアによっては使い道がありそう無きはします。

・・・山登りの必要な古墳にPC等ワンセット持って行くかというと微妙ですが。

2019年5月9日木曜日

奈良県_桜井市_ムネサカ古墳群2号墳(Ver1.0)

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※桜井市のイベント最中におもむろに取り出したるは、ZenfoneAR。皆さんが入室し終わって1号墳に向かう中、しんがりの案内の方に少し時間を頂いてサックっと計測したムネサカ古墳群2号墳。3次元計測データもこの1つだけ。当然全天球写真もありません(撮影できる空間があるかは微妙)。

そこまでした3次元データからは結構色々なことが分かる・・・ような気がします。羨道天井高と玄室天井高の差が少なく、側壁奥壁の傾斜がほとんどないため1号墳に後続するような形式にも見えます(平群町の西宮古墳の50cm玄室全長伸ばした版?)。それにしても、この2号墳といい1号墳といい天井等の水平懸架がちょいと下手なのは、同工集団だからでしょうか。

2019年5月6日月曜日

奈良県_桜井市_ムネサカ古墳群1号墳(Ver1.0)

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※一度桜井市のイベントで場所確認だけしたムネサカ1号墳。1か月も立たずに二度目の訪問とじっくり見学です。岩屋山古墳と同一集団による設計と言われていますが、側壁からのライン・側壁石材の使い方などには近隣石室の要素を含んでいて完全同一というほどではありません。石材の隣接線が斜めになっている場所が多いのは、なにか意図があるものなのかな?

ちょっとやりすぎの感はありますが、1つの石室としては破格の7枚連結のストリートビュー。これだけ大型の石室が、ほとんど見学されることのない場所にあるからこそできる芸当です(岩屋山古墳では多分途中に見学者が来る?)


2019年4月26日金曜日

島根県_松江市_安部谷古墳群第6群(仮)(Ver1.0)

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※安部谷古墳群のメインである第1群に行く途中に開口している東西横穴墓の西側です。

八雲立つ風土記の丘でコピーしていただいた資料には、ギリシャ数字で6が振られているので、仮に第6群としています。第1群と比べるとやや小ぶりの横穴墓ですが、表面はかなり平滑に仕上げられている感じ。屋根の様子などが直線で表現されていますが、3次元で見るとそこまできっちした直線構造ではありません。玄門外側も天井、側壁がかなり綺麗で、第1群と同様複室構造の可能性があるように思います。

2019年4月21日日曜日

熊本県_南関町_八角目古墳群2号墳(Ver1.0)

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※大牟田市との境目あたりにある八角目古墳群。最も背の高い石室をもつ2号墳ですが、天井が少しずれて開口していたり、開口部の天井石は入り口側にずいぶんと傾斜していたりと、破損傾向。2019年頭にあった地震の震源も近く、現状が少し気になります。

石屋形の中に立つ1枚石?がチャームポイント。石屋形の下面のラインが、開口部まで続くのは3号墳と同じ規格でしょうか。

2019年4月13日土曜日

神奈川県_三浦市_毘沙門洞窟弥生時代住居址群(Ver1.0)

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※古墳時代も含まれているので多分大丈夫。住居でありお墓でもある海蝕洞窟群です。東側から浜辺を歩いてアプローチ。看板が台風で無くなったのか見当たらず、他の方の写真から推察した海蝕洞窟を撮影してみました。日頃見慣れている横穴式石室や横穴墓と違い、自然そのままに見えます。三浦市には石棺?のある古墳時代の海蝕洞窟があるなんて話も聞きますが、大抵は接近が難しい岩場や高い位置にあるので一般の見学レベルではないようです。

南に開口しているため、Rtabmapでは入り口付近がうまく撮れませんでした。

2019年4月3日水曜日

奈良県_葛城市_寺口忍海古墳群D-30号墳(Ver1.0)

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※葛城山麓公園の中に保存されている寺口忍海古墳群D-30号墳。帽子の上に10cmほどのナメクジ?が、落ちてきたりとなかなか肝を冷やした石室となりました。そのナメクジさんは、全天球写真の羨道側にしっかりと写っています。

奥壁や側壁の石材は、結構平滑に揃えられていて3次元モデルで見ると、直線多用の石室に見えてきます。とくに、玄門周りは前壁の傾斜や羨道の天井石など10m超の同時期石室にも比肩する出来のようにも見えます。群集墳の石室を全部記録出来たら、加工精度などからも系譜が見えたりするかもしれません。

2019年3月31日日曜日

兵庫県_豊岡市_楯縫古墳(Ver1.0)

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※森の中に佇む楯縫古墳。苔むした石材がいい感じですが、熊の出没地域でもあり本来単独で行く場所ではなさそうです^^;巨大な石室で両袖ですが、片方はずいぶんと薄く3Dモデルでも平面形は片袖に見えるほどです。6世紀後半と説明板に書かれていますが、所有者氏名もフルネームで記載されていて写真公開がしづらい。。。

訪れたのは5月のGW。たまにズボン裾を上ってくるヤマビルさんをすりつぶしながら、結構潤沢なストリートビューを作成しました。逆に、3次元データは上面石材を含めた1回だけ。しかも、石室を大回りしているので羨道入り口付近の誤差が結構大きめに記録されています。現地のスマホ画面で綺麗に見えるかどうかにかかわらず、数回は3次元計測しておいた方がいいなぁというのを感じ、2019年7月以降の見学から心がけています。

2019年3月25日月曜日

徳島県_美馬市_尾山古墳(Ver1.0)

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※非常に低い位置の全天球写真ですが、それは周囲に住宅地があるから。民家の庭先?を通る必要がある尾山古墳です。穴吹駅から南西に100mも無い位置ですが、線路より南は結構な急斜面で大回りをする必要があります。

側壁が持ち送っている?せり出しているせいか、斜め視点で見ると胴張りというより二等辺三角形。地面下から見ると、ようやく袖や胴張りの様子が見えてきます。正方形もしくは、幅の二倍以上の玄室長を持つ吉野川北岸の石室に比べて、南岸側は特徴にばらつきが多い気がします。

2019年3月17日日曜日

岡山県_総社市_緑山古墳群11号墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。



※少しづつ大型化していく様が良く観察できる緑山古墳群。その中で、どちらかといえば低い位置にある11号墳。周辺にある石室が直立した側壁と1枚方形の奥壁を指向している中で、持ち送りと複数の石材が組み合わさった奥壁をもつ石室です。奥壁を見ていると、奥壁向かって右が奥壁のラインと合わせて構築構築しているのに比べ、左はややぞんざいに積まれているような印象を受けます。側壁の左右で傾斜角や石材組み合わせが違っていたりするので、違うグループが造ったりしていたのかも。
サイズとしては、6号に長さ高さを少し足したほど。小さく古い?ほうがしっかり両袖で作られているのも面白い。

2019年3月13日水曜日

茨城県_常陸太田市_幡バッケ横穴墓群11号墓(Ver1.0)

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※幡バッケ横穴墓群11号墓だけでなく、12号?および13号?も併せて3次元化しています。実は13号?の方が全長では少し大きめ(50cm程度)。直線形状の11号、平面は正方形で天井はかまぼこ型の12号?、大型かまぼこ型の13号と一列に並んでいても形状が異なります。6号に比べて11号は、天井や側壁の崩落が進んでいます。線刻もありますが、全天球写真の光源が正射になってしまう状態ではなかなか確認しずらいです。

数が多い幡バッケ横穴群ではトピックとなる6号11号にしか手が付けられていません。なかなか立ち入れない場所ではありますが、ここも1週間くらいかけて30基ほど見学してみるとなにか見えてくるものがあるかもしれませんね。

2019年3月9日土曜日

徐々に増えてきた石室3次元モデルを公開するSketchfabアカウント

Sketchfabで検索で行うエゴサーチ。
”古墳”を情報にもつ3Dモデルを、どなたかアップロードしているかなと検索してみると、ずいぶんと横穴式石室の3Dモデルが増えていました。

hanitatouさん:大阪府?
kofunさん:西日本広域(ドローン使用や見せ方検討もされている)
kohunさん:京都から和歌山にかけての近畿圏(難易度高そうな岩橋型石室を3D化 手練れ?)

皆さん使用されているのは、Metashape(旧Photoscan)。スマホにレーザーついて誰でも・・・というのとは違いますが、文化財関係者以外にもずいぶんと広まってきた印象。写真と同様に、どんどん撮られていく時代ももう少しかもしれません。




あれ?関東の人は居ない???

2019年3月4日月曜日

奈良県_桜井市_梶山古墳群15C-0032(Ver1.0)

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※倉橋ため池ふれあい公園の南側、岬のようになっている場所に二基の開口石室があります。そのうちの南東側_梶山古墳群15C-0032。奥壁向かって左側壁の目地が、羨道玄室で繋がっているようにも見えます。大型石室と近隣の小型石室の系統探しも面白いかも。

同日、越塚古墳/天王山古墳群3号墳と大型石室を周って時間がなかったため、15C-0030、15C-0032には少しデータ少な目。とはいえ、遺跡地図の”円墳/横穴式石室”からはずいぶんデータが貯まったはず。

2019年2月24日日曜日

徳島県_美馬市_海原古墳(Ver1.0)

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※古墳墳丘の断面というのはそこそこ見かけますが、横穴式石室の断面というなかなかレアな状況になっている海原古墳。段の塚穴型の石室の上に、棚あり閉塞ありと各要素豪華なんですが、側壁が片側無い!というのがなんとも。石室規模としては、棚塚などの中規模グループに属します。

さすがにこの状況で、石室内で高画質全天球を撮影する勇気はなく、2mロッド先端にThetaSを付けての全天球撮影。多少ブレはあるものの、棚下もある程度確認することができます。

2019年2月19日火曜日

山梨県_山梨市_牧洞寺古墳(Ver1.0)

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※1週目データ公開前に山梨巡りの2週目を行ったせいで、StructureSensor3Dデータがあるにもかかわらず、Rtabmapデータが世に出てしまった牧洞寺古墳。1週目のときには、高画質全天球も撮影し始めて半年くらい。所々に抜けができています。かつ、StructureSensorが苦手な開口部直射日光(遮蔽物なし)。1週目の3Dデータはお蔵入りかな。

初見時には、岡山の石室(持ち送りなし、奥壁が四角形)に似ているなぁという感想でした。ただ、岡山の群集墳を1群見学してみると側壁石材がやや小ぶりで積み方が粗雑です。また、この石室は構成石材の裏側にこぶし大の石で裏込め?されています。

このところ、両袖大型か無袖小型が多かったので、大型無袖がちょっと新鮮だったり。

注意:全天球写真撮影時(2016/4月末)と公開した3Dスキャンデータ(2019/2/9)の作成日が異なっています。

2019年2月12日火曜日

岡山県_総社市_鳶尾塚古墳(Ver2.0)

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前回訪問時から約3年半。当時の見学手法(StructureSensor&初代Theta)から、格段の精度/解像度アップの3次元点群データと全天球写真です。今回、岡山で見学を予定している石室がやや小型か開口部狭いという条件なので、事前にある程度新機材慣れしておく石室の意味も含めて、この鳶尾塚古墳を再訪問してみました。LEDの機材更新により、さらに明るく見学できるようになり、石材隙間を埋めるように詰められた土?や巨大な天井石も明瞭に観察できるようになりました。

ついでに、以前にはなかった測量の割り付け線らしきものが???残っていたり、残っていなかったりと斑状態。このあたりも、ちゃんと報告書に書かれるんでしょうか。

2019年2月7日木曜日

岐阜県_池田町_願成寺西墳之越古墳群43号墳(Ver1.0)

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※南からアプローチすると願成寺西墳之越古墳群の入り口にあたる位置に、こんもりした墳丘を見せてくれる43号墳。墳丘上に蕨が生えているのか、ビニール袋をもった方々がひっきりなしに上っていました。石室の入り口で”暗いねー”と言って引き返してくる?家族に会釈しつつ、スマートフォンとランタン片手に石室に突入。墳丘がしっかり保水しているからか、それとも石室の構築が甘いのか、前日の雨水がリズミカルに垂れてきます。あまりの雨垂れに、本来この全長だと3枚になる全天球(玄室*2枚 羨道1枚)が玄室1枚になっているのは、雨垂れを回避できる場所を見つけられなかったとの同時に、撮影者が濡れ濡れになってしまったから。

1号に輪をかけて全長に比べて全幅が狭く無袖のようにも見えますが、袖と天井の一段下がっている場所から一応は玄室を主張しています。

2019年2月4日月曜日

群馬県_前橋市_愛宕山古墳(Ver1.0)

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※宝塔山や蛇穴山には年一通っているレベルにもかかわらず、訪れていなかった愛宕山古墳。あまりにも平滑な石材を使用した石室を直前に見てしまうと、ずいぶん古い印象を受けますが、7世紀前半を想定されています。石棺が置いてあるせいもあってか玄室全長7.1mのわりには、短く感じます(全天球1枚しかないのは、多分そのせい)。奈良通いが続いたせいか、関東の首長クラス石室はなぜ高さを追求しなかったのか気になります。

島根の直前に見学に来たのは、盗掘痕からどの程度の石棺内径を測れるか試してみたかったというのもあります。外側の形状と合わせてみると、蓋側の掘り込みは非常に薄いことが分かるなど、小型機材ゆえのデータがとれていたり。この外径と内径の形状差みたいなものも蓄積すると面白いデータになるかも。

2019年1月30日水曜日

スマホカメラで"リアルタイムに"Depthが撮れた。

ProjectTangoを捨てて、ARcoreを始めたgoogleさん。
スマホに付いているカメラで深度情報を撮るというものでしたが、
なかなか日本国内では対応機種が増えず今のところ泣かず飛ばす。

そんな中、手に入れてしまった?Pixel3
せっかくARCoreの使えるgoogleさん純正スマホということで、
googlePlayを探してみると・・・ありました点群を撮れるアプリが。

3D Scanner for ARCore(未公開版)


実物の横穴式石室(総社市鳶尾塚古墳)で試してみると、こんな感じ。

上:Pixel3/3DScanner onARcore(単眼カメラ)
下:ZenfoneAR/ Rtab-map(深度センサー)
ZenfoneARに比べて、計測数値も形状もテクスチャも粗いですが、問題はこれが単眼スマホカメラリアルタイムに撮れたということ。市販されているミドルからハイエンドのスマートフォンは2眼以上のカメラを持っていて、それらを同時に使って深度を計算したらどうなるか。今後進化してくれるといいなぁ。
※注意 石室内部は暗所なので、十分な光源がないとARcoreは動作しません。

下:Pixel3/3DScanner onARcore(単眼カメラ)
下下:ZenfoneAR/ Rtab-map(深度センサー)