!!注意事項!!

!!注意!!

3Dモデルは場合によって200Mbytesを近くになる場合があります。(大型石室の全体像の場合など)

表題バージョンに”L”のついているものは50Mbytesを超えていないものですが、全般に定額/高速回線/PCでの閲覧を推奨します。


2017年7月25日火曜日

最近見なくなった墳丘側面図を作る

古墳に興味を持った時期に購入した発掘調査報告書に、大正の西都原古墳群発掘データを宮崎大学がまとめたという本があります。たぶん、1985年くらいの黄色い本ですが、その中には西都原の前方後円墳について側面図が載っています。他所の前方後円墳と比べて極端に前方部が低いものが西都原には多く、その形状を表現したかったのだと思います。

そういえば、最近の資料や看板の説明には側面図はあまり付いてきませんね。そんな訳で今回、ZenfoneARの性能限界を試すために大型古墳を横断するようなスキャンを実施してみました。

対象古墳:壬生車塚古墳
使用機材:ZenfoneAR+OSMO_mobile
時間帯:日の出後1時間ぐらい
目標:墳丘中央を東西に

結果

発掘調査の車塚測量図と3Dスキャンデータのオルソを重ね合わせて画像。
西側周提から南東周提まで、ぼちぼち直線^^;



Sketchfabはオルソ表示ではないのでやや幅広に見えます。ざっくりとですが、十数人が一列に並び2往復するだけで40~60mの古墳は簡易ながら測量できてしまうかもしれません。(各人のスマホから点群データの吸い上げ→マーカーや衛星測位などを元に点群データを連結→計測図へ)

お金をかければ、計測距離が長くより簡単な計測手法(レーダーやライダーやら)がありますが、一部の見え方とはいえ、周提を含む130mに及ぶ古墳をスマホだけでここまで出来るというのは改めて凄いことのように思います

2017年7月22日土曜日

OSMO_mobileの強み弱み For古墳見学

わざわざ実店舗で動作確認して購入したOSOMO_mobile。
ZenfoneARの習熟も兼ねて古墳をうろうろ。こちらもわずか実使用2日程度ですが、使用して分かったことをつらつらと。

スマホ用ハンドルグリップ(スマホにもち手をつけるもの、スタビライザー機能なし)と比べて・・・

○3Dスキャンや動画に影響を与える急激な動きが軽減できる(本質)
○手元のコントローラで天井方向も向けられる
○スマホが必ず横になった状態を維持できる
 →縦横の回転を抑止できないアプリだと不具合が出ることがある

△バッテリーという制限がある
△ネジや充電ケーブルが特殊
△スマホによってはケーブルやマイクが干渉し使用できない
×初回墳丘使用時に熱暴走した(それ以降は発生していない)
 →二軸目が高温に・・・
×電源を落とした際にスタビライザーの機能が一気に停止する
 →持ち手にスマホ画面が当たる



◎専用撮影アプリでパノラマ(水平180、330等)を撮影するのか楽
 →簡易の電動雲台
?専用撮影アプリで対象を追従する機能がPhotoscanに使えるかも
?専用撮影アプリでないとシャッターボタンは効かない
?高価なハンディス3Dスキャナみたいでかっこいい!

○良い点 知ってて購入、◎良い点 知らずに購入
△悪い点 知ってて購入、×悪い点 知らずに購入
?判断中



専用アプリを使用して撮影したパノラマ。
壬生車塚古墳を西側から。南西側の前庭方向から墳丘を跨いで北西側の周溝・周堤までの範囲を、9枚の画像を合成することで全自動作成する。この一枚が30秒程度で作成できます。ちょっと、本格的な電動雲台に憧れてしまいました。


古墳動画を撮影しながらのスタビライザーの性能は、確認忘れました・・・。

2017年7月10日月曜日

小さくなったが故の不安定

深度センサー付きのZenfoneARを使い始めて1週間ちょっと。なんと贅沢な使い方か・・・Tango以外の機能は殆ど手をつけていません。

そのTango使いをしていると、結構な頻度でボタンや画面を触って誤操作をしてしまいます。古墳や石室内部のような不整地だとなおさら。



一番下が現行structuresensor母艦iPadPro_9.7インチ
二番目が初代structuresensor母艦iPadmini2
一番上がZenfoneAR

ほぼ両手で持ってボタン類はStructureSensorに隠されるiPad系。小さくて片手でも扱えるが慣れてないせいか誤操作をしてしまうZenfoneAR。

それじゃ~、コンパクトなリグを買ってしまえばと考え製品調査。



値段的によさそうなものを見つけるも、なぜか散財衝動が働いてしまい購入したのはこちら。



ケースをつけた状態でちゃんと固定できるかや実際の動きを試せる店舗があった・・・というのが言い訳その1。チルトが出来るので石室天井方向を撮るのが少し楽・・・というのが言い訳その2。・・・

お金ぶんちゃんと使いこなさねば。



2017年7月4日火曜日

2日間使用したTango+Rtab-Map(Tango向けVer)

ZenfoneARでたどり着いてしまった方。普通のスマホとしての使い方は殆どしてません。他の方の開封の儀をご参照ください。

この記事は、すでにPhab2Proで醸成されたアプリ(Rtab-Map)をZenfoneARで試してみたというだけです。

梅雨時の関東で石室の3D化を試せそうなのは・・・
鶴舞う形の群馬県! 
蛇穴山古墳、宝塔山古墳、観音塚古墳というところをターゲットに土日にチャレンジしてみました。



Tango+Rtab-Map使用2回目で作成できた宝塔山古墳石室(ほぼ全景!)。前庭を含め、約16mの大型石室を1回の実施でデータ化、且つその場で点群データの簡易処理/Sketchfab公開完了という想像以上の結果となりました。



ZenfoneARで5基目の石室。わずかな経験から、”これ、墳丘も行けるんじゃ!?”と欲を出してチャレンジした伊勢塚古墳。この石室半身墳丘一部の伊勢塚古墳に至るまでには、2回の失敗(墳丘の1/3、完全な石室・羨道!)がありました。

StrutureSensor(Roomcapture)との違いをつらつらと。

とにかく破綻無く継続できるエリアが広い。
電池消費量が尋常ではない。
後処理はデータ量によってそこそこ時間がかかる。
スキャン中のRGBカメラF値が変動?
点群データの量が1GBytesを越えてくると、後処理などでアプリが強制終了。
完全な暗所では、破綻。
鏡や反射するものがあってもその一部分で誤差や計測不可が出るだけで、全体の破綻にはつながらない。(パターン方式とToFの違い?)
最大レンジは、同じくらい(良条件で4mほど)
最大レンジを短くしても取れる形状が細かくなることは無かった。
直射日光環境でも20cmくらいまで近づければ形状が取れる。
設定項目が大量にある・・・
外気温30度越えで15分ほど連続スキャンしていたところ熱により端末シャットダウン。
アプリ起動中にフラッシュライトの併用できず。
(7/3にZenfoneARへのフィッティングがされていますが、それより前のバージョンです)

開発本家の説明を読むと形状を記録するというより、空間を理解するというのがふさわしいアプリです。多数ある設定を理解して使いこなせれば、20m級の墳丘や周辺と石室を丸ごと簡易計測できてしまいそうな予感。

でも、高速充電に対応したモバイルバッテリーは必須のようです。