注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

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2019年4月26日金曜日

島根県_松江市_安部谷古墳群第6群(仮)(Ver1.0)

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※安部谷古墳群のメインである第1群に行く途中に開口している東西横穴墓の西側です。

八雲立つ風土記の丘でコピーしていただいた資料には、ギリシャ数字で6が振られているので、仮に第6群としています。第1群と比べるとやや小ぶりの横穴墓ですが、表面はかなり平滑に仕上げられている感じ。屋根の様子などが直線で表現されていますが、3次元で見るとそこまできっちした直線構造ではありません。玄門外側も天井、側壁がかなり綺麗で、第1群と同様複室構造の可能性があるように思います。

2019年4月21日日曜日

熊本県_南関町_八角目古墳群2号墳(Ver1.0)

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※大牟田市との境目あたりにある八角目古墳群。最も背の高い石室をもつ2号墳ですが、天井が少しずれて開口していたり、開口部の天井石は入り口側にずいぶんと傾斜していたりと、破損傾向。2019年頭にあった地震の震源も近く、現状が少し気になります。

石屋形の中に立つ1枚石?がチャームポイント。石屋形の下面のラインが、開口部まで続くのは3号墳と同じ規格でしょうか。

2019年4月13日土曜日

神奈川県_三浦市_毘沙門洞窟弥生時代住居址群(Ver1.0)

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※古墳時代も含まれているので多分大丈夫。住居でありお墓でもある海蝕洞窟群です。東側から浜辺を歩いてアプローチ。看板が台風で無くなったのか見当たらず、他の方の写真から推察した海蝕洞窟を撮影してみました。日頃見慣れている横穴式石室や横穴墓と違い、自然そのままに見えます。三浦市には石棺?のある古墳時代の海蝕洞窟があるなんて話も聞きますが、大抵は接近が難しい岩場や高い位置にあるので一般の見学レベルではないようです。

南に開口しているため、Rtabmapでは入り口付近がうまく撮れませんでした。

2019年4月3日水曜日

奈良県_葛城市_寺口忍海古墳群D-30号墳(Ver1.0)

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※葛城山麓公園の中に保存されている寺口忍海古墳群D-30号墳。帽子の上に10cmほどのナメクジ?が、落ちてきたりとなかなか肝を冷やした石室となりました。そのナメクジさんは、全天球写真の羨道側にしっかりと写っています。

奥壁や側壁の石材は、結構平滑に揃えられていて3次元モデルで見ると、直線多用の石室に見えてきます。とくに、玄門周りは前壁の傾斜や羨道の天井石など10m超の同時期石室にも比肩する出来のようにも見えます。群集墳の石室を全部記録出来たら、加工精度などからも系譜が見えたりするかもしれません。