注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2020年10月25日日曜日

奈良県_橿原市_菖蒲池古墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

※当時存在を知らなかった菖蒲池古墳。どうも一般人が入室した画像が見つからないと、見学対象から自然とはずれているような気が。そして、当然入れませんので柵越しにどこまで形状再現できるかのチャレンジです。手前側をRtabmapで測りざっくりした水平とサイズを、届かない場所は柵の隙間を移動しながらカメラでバシャバシャしたのちのSfM/MVS。Rtabmapのデータ(特に石棺あたり)を基準にサイズ合わせを行っています。

報告書をみると石室は岩屋山式。手持ちの岩屋山式石室群と並べてみると、格段に大きく(7.2m)次のグループ5.4m級を大きく凌駕しています。でも、構築石材は少し雑なんですよね~。

2020年10月13日火曜日

奈良県_桜井市_長瀬藪1号墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

 

 ※桜井市の解説版はあるのに取り上げられることが少ない長瀬藪1号墳。畑に埋没している高家古墳群の盟主墳とされるだけあって、石室はかなりの大きさを誇ります。ただ、埋没しているとはいえ玄室長に対して玄室高さはそれほどでもなく、何となく岩屋山式を感じさせる部分もあるような無いような(奥壁2段で上の石が前傾)。石室研究だとどのくらいの位置に据えられているのでしょうかね。

2019年中ごろから出ているgoogleストリートビューの問題?により、当初ちゃんと繋がっていた石室内連結も破綻。青い輝点がgoogleマップ上に表示されないのでわかりづらいですが、ペグマンを古墳の場所に連れて行くと開口部と玄室の写真は生きているようです。

2020年10月5日月曜日

山梨県_甲府市_穴塚古墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。


※大型石室を持つ万寿森古墳や加牟那塚古墳からそれほど離れていない荒川沿いに所在する穴塚古墳。他の方の写真でみると、よくある最奥付近だけが残っている小型石室かな?とも見えるのですが、実際に伺ってみると、高さは2m近く幅もそれ以上となかなかの大型石室。なにより、奥壁が二枚のばかうけ状の石材でできているのもなかなかお茶目です。