注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2019年7月31日水曜日

深度センサーがスマホに搭載されてくる気配?

以前紹介したArcoreで3Dモデルが取得できるAndroidアプリ

3D Scanner for ARCore(早期アクセス)


久しぶりに更新履歴を見てみたら、なんか書いてある
-Full ToF support on Huawei/Honor devices using Huawei AREngine
どうやら、Huawei/Honorの端末で深度センサー付きの物に対応したと書いてある。ただし、国内で深度センサー付きのHuawei/Honorのスマートフォンは、発売されていません。(ドコモから、P30Proが発売される予定?)果たして、RGBでの3Dスキャンとどのくらいの差が出るのか気になります。

さて、もしかすると深度センサーを搭載しているメーカやスマートフォンの型番で検索すると対応アプリかあるかもと探してみたら、ありました。

Quick measure


Samsungの計測アプリのようですが、その説明の中にToFの説明が。
Quick Measure provide the following four AR Measurement experiences quickly and easily using ToF Camera and AR Technology.

3Dスキャンではなく2点間の計測メインのように見えるので、インストールして確認はしていません。国内にToF付きのSamsungスマートフォンあったっけ?

この時期は話題のスマホ?に搭載される機能の情報に振り回されています。高い機種しか初めはなくとも、それが流行ればどんなスマートフォンにでも搭載される機能になる。深度センサーもそうなってもらうと面白いというか、3D計測見学を啓蒙しやすいのですが・・・

2019年7月28日日曜日

岡山県_総社市_天神古墳群24号墳17号墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。古墳群見学の2日目。1号から24号をおおよそ半日で見学しました。30番台に比べると、天井石が露出しているだけの物や半壊している物が多い印象です。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇24号墳
この古墳群の中で、残りの良い石室のうちの一つ。少し入った所に一番狭い箇所があり、こぶし大の石がゴロゴロしています。閉塞?

〇17号墳
石室の中に木の板が置かれていていますが、これはいったい何年前の物?立てかけられた裏の空間も僅かながら撮れているので何とか輪郭が分かります。幅に対して高さがある。

2019年7月22日月曜日

岡山県_総社市_天神古墳群34号墳34号北西墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。35号33号32号から小道を挟んで少し北、34号34号北西無番墳を見学。初日の見学は、ここで終了。当初、天神古墳群を1日、のち緑山古墳群の主要墳を再見学と考えていたのですが、全く時間が足りませんでした。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇34号墳
ズレた天井石の隙間から意外と綺麗に記録出来た石室(入ってないはず)
羨道側は小道で削られてそうなのでもう少し長かったかもしれない。

〇34号墳から北西にある無番号墳
天井石らしきものは、至る所にあるので駆け寄っては空間のあるなしで3次元記録の対象とするかどうか決めています。なので、天井石上面や露出石材の記録も行えば、もっと古墳の記録としては有用になるのかも。この34号北西無番墳も近寄ってみると意外と空間があり、なんとか石室の概要がつかめそうというところで3次元化してみました。

2019年7月9日火曜日

岡山県_総社市_天神古墳群35号墳33号墳32号墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。一段高いところにある34号を後回しにして、35号33号32号を見学。石室が残っている延長上にも石材が転がっていたりすると、そこまで範囲を広げてスキャンするようになってきました。ちょうど、冬の時期で屋外もそこそろ取れるという状況が味方しています。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇35号墳
残っている空間の延長上の石を探していくと、かなり長い石室に。側壁の石材記録がかなり良いので入ってそう・・・

〇33号墳
天井石そうなものは5枚あるけれど、間が空きすぎている個所もあるので、崩落かズレたのか。奥壁側は小道になっているのでもうちょっとで、奥壁が見えそうな感じ。

〇32号墳
石室から離れた石も記録しているけれど、残存石室の床面からするとちょっと下すぎるか。

2019年7月1日月曜日

岡山県_総社市_天神古墳群38号墳37号墳36号墳(Ver1.0)

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

※岡山県総社市にある三因古墳群の支群の1つ、天神古墳群。40番台から30番へ。この辺りから事前に情報を仕入れていた以上の石室空間が残存。残存状況の良いものに絞ればよいのかもしれませんが、群集墳を周るという目的もあり見学時間を延ばして周りました。

全天球写真は無いので、近接する数基をまとめて紹介します。番号については、古墳奮闘様を参照しています。(看板ずいぶん無くなっているような)

〇38号墳
小さいながらも、側壁の構成からは新しめの石室?

〇37号墳
奥壁が1枚、側壁も奥側は二段風でかなり整えられた石室。天井のない部分とある部分で微妙に幅が異なります。計測された痕跡がある。

〇36号墳
入れないなりにスキャン。落石している天井石との隙間から、石室の輪郭を取得。奥壁に向かってすぼむ形式。