注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2017年7月4日火曜日

2日間使用したTango+Rtab-Map(Tango向けVer)

ZenfoneARでたどり着いてしまった方。普通のスマホとしての使い方は殆どしてません。他の方の開封の儀をご参照ください。

この記事は、すでにPhab2Proで醸成されたアプリ(Rtab-Map)をZenfoneARで試してみたというだけです。

梅雨時の関東で石室の3D化を試せそうなのは・・・
鶴舞う形の群馬県! 
蛇穴山古墳、宝塔山古墳、観音塚古墳というところをターゲットに土日にチャレンジしてみました。



Tango+Rtab-Map使用2回目で作成できた宝塔山古墳石室(ほぼ全景!)。前庭を含め、約16mの大型石室を1回の実施でデータ化、且つその場で点群データの簡易処理/Sketchfab公開完了という想像以上の結果となりました。



ZenfoneARで5基目の石室。わずかな経験から、”これ、墳丘も行けるんじゃ!?”と欲を出してチャレンジした伊勢塚古墳。この石室半身墳丘一部の伊勢塚古墳に至るまでには、2回の失敗(墳丘の1/3、完全な石室・羨道!)がありました。

StrutureSensor(Roomcapture)との違いをつらつらと。

とにかく破綻無く継続できるエリアが広い。
電池消費量が尋常ではない。
後処理はデータ量によってそこそこ時間がかかる。
スキャン中のRGBカメラF値が変動?
点群データの量が1GBytesを越えてくると、後処理などでアプリが強制終了。
完全な暗所では、破綻。
鏡や反射するものがあってもその一部分で誤差や計測不可が出るだけで、全体の破綻にはつながらない。(パターン方式とToFの違い?)
最大レンジは、同じくらい(良条件で4mほど)
最大レンジを短くしても取れる形状が細かくなることは無かった。
直射日光環境でも20cmくらいまで近づければ形状が取れる。
設定項目が大量にある・・・
外気温30度越えで15分ほど連続スキャンしていたところ熱により端末シャットダウン。
アプリ起動中にフラッシュライトの併用できず。
(7/3にZenfoneARへのフィッティングがされていますが、それより前のバージョンです)

開発本家の説明を読むと形状を記録するというより、空間を理解するというのがふさわしいアプリです。多数ある設定を理解して使いこなせれば、20m級の墳丘や周辺と石室を丸ごと簡易計測できてしまいそうな予感。

でも、高速充電に対応したモバイルバッテリーは必須のようです。












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