注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2018年8月15日水曜日

茨城県_日立市_十王前横穴墓群(Ver1.0)


JuomaeYokoanabogun_Ibaraki_jp(Ver1.0) by nonaka on Sketchfab

 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。
この3Dモデルは、非常にデータサイズが大きいため固定回線かつPCでの閲覧を推奨します。

・11号墓


※あまりにも見どころが多すぎて、群で紹介すべきか個別に紹介すべきか悩んだ十王前横穴墓群。当日は、日立市職員・かんぶり穴を守る会・森林ボランティアと多くの方々にご助力いただきながら、現在開口しているほぼ全墓を見学することができました。これだけ大型の横穴墓が集中しているのも珍しいですが、さらには装飾古墳もあります。大型と小型のサイズ差が明瞭で、大型のものにも平天井とかまぼこ型が併存します。規模や形状から階層や属するグループなど想像が膨らみます。

これら横穴墓の入り口には苗字が書いてあるものが多数あります。日立市は戦争中爆撃に加え艦砲射撃も受けた地域なので、防空壕や生活の場として使用する家族の苗字を書いたのではないかというお話がありました。


9号墓から22号墓までの通路スキャン。14号前から1号前までの通路スキャン。各横穴墓のスキャンを手動連結して全体モデルを作成。rtabmapが起動時に水平を検出するため、二軸の整合だけを考えればよいので、ずいぶんそれらしいモデルになりました。スキャンにかけた時間は約2時間。なお、県史の計測データや略測図とは、ずいぶんと差があります。

・14号墓

・1号墓

2 件のコメント:

  1. のろころ様

    ぺんの古墳探訪記のぺんです。
    先ほどはコメントありがとうございました。拙ブログでは非公開コメントが送れないようなので、こちらで返信させていただきます。

    私ものろころ様のブログを以前から楽しく拝見しております。ガジェットで石室や横穴墓を見ると具体的に構造をイメージしやすく、様々な角度から見ることができるので凄いですね!

    神奈川は横穴墓はそれなりにありますが、見学できる石室がかなり少ないのが難点でしょうか(汗)

    それでは今後もよろしくお願いいたします。(大野窟古墳も熊本地震の被害を受けていたのですね...。いずれ見に行きたいと思っていたので残念です)

    ぺん

    返信削除
    返信
    1. ぺん様
      説明下手なもので、それならばデータをそのまま見せちゃえーという感じです。何かよいデータの使い方があれば、仰ってください。

      神奈川は数が少ないのもあるのですが、自治体さんが外から見るだけにしてください派なので、益々見学しづらい傾向もあります。

      それではこちらこそよろしくお願いします。

      削除