注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

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2017年9月20日水曜日

劇的?BeforeAfter Photoscanの場合

バージョンをあげて
結合され難くなった
と噂で聞いていたPhotoscan。

別の噂で、”今までGPUがサポートされていなかったプロセスがサポートされた”と聞き、真相を確かめようとPhotoscanの変更履歴をチェック

噂のGPUサポートは、おそらくこれ。
Version 1.3.0 build 3772 (5 February 2017)
• Added GPU acceleration for image matching.

もう一つの噂の結合しづらくなった件に関連しそうなのは、
Version 1.3.0 build 3772 (5 February 2017)
• Switched to CUDA for NVIDIA graphics cards.
Version 1.3.0 build 3075 (8 October 2016, preview
release)
• Optimized dense cloud generation in case of large overlap.

確か前までは、GPGPUはOpenCLだった気が。(株式会社オーク様 QAページ
オーバーラップが過ぎたときの最適化っぽいですが、噂の要因とは違いそう。

なんとなくそれらしい変更履歴は見つけたものの、それが変更履歴や噂どおりに効いてくるのか。バージョン違いのPhotoscanで試してみました。

違いはPhotoscanのバージョンだけ。
Version 1.2.6 build 2834 (20 July 2016)
Version 1.3.3 build 4827 (16 August 2017)

PCの構成はざっくり、Corei7_2600/メモリDDR2_16G/SSD_128G+HDD2T/GPU_Geforce1070です。
題材は、古墳墳丘をドローン撮影した画像です。

V1.2.6
V1.3.3


結果
○GPUをイメージマッチングに使用する差分。
49分12秒から2分39秒へかなりの短縮。

○結合しづらくなっている噂。
画像607枚中
606枚使用されていたのが、572枚に減ってる・・・
実に5%の写真が使われなくなっています。それに伴ってか、DensePointCloudも1割弱低下。これは結合しづらくなったという印象を持たれてもしょうがないかな。

困った事にGPGPUをOpenCLに変更するメニューはないため、NVIDIAグラボでOpenCLにしたければバージョンを下げるしかないことになります。

システム用件にhigh-end OpenCLと書いてあっても、それに該当するAMDのグラボが記載されていないのでRadeonに乗り換えるのもちょっと怖い。

石室で以前できていたものが、同じようにできなくなっていたら(特に狭い羨道部分)。
意図してバージョンダウンするかも。


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