注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2017年10月24日火曜日

3次元計測しているiPad画面を撮る

iOS11から追加された画面を動画で記録する機能。今までは、別にMacを準備したり別のソフトを買ったりという手順が必要だったと思いますが、かなりお手軽になりました。

ということで、横穴墓の3次元計測しているところを動画で公開。




撮影対象は、横穴墓玄室(特に複雑な構造物なし)
使用機材は、iPadPro(A1674)とstructuresensor
ソフトウェアは、Roomcapture
ライティングにLEDランタンを使用しています。

録画を開始して3Dモデルの確認を行うまでが、1分15秒。片手でiPadとLEDランタンを持ち、横穴墓内を緑色格子が一周するように丹念に撮影していきます。緑色の格子頂点はiPadからの距離が計測できた箇所。多少動きが早いシーンもありますが、それ程無理無く連結されていきます。早く動かすと誤差が大きくなり、緑色の格子が大きく書き換わったり、連結が破綻するなどの状況となります。点群データのように誤りデータを除去できないため、撮影自体が最も重要な手順となります。

出来上がった何も手を加えていない3Dモデルが以下。



正解(発掘調査資料)が無いため、計測データの精度は不明。(ただし、SfM作成の3Dモデルとは同一にみえる)テクスチャに模様が出ていますが、テクスチャ用の写真を撮影したタイミングにより光の当たり方が違うためこのようなデータになります。

小さな玄室内を最もすばやく3D化する手法・・・と私は考えています。これ以上となると、深度センサー版のThetaのようなものしか想像できません。

なお、ZenfoneARでの3Dスキャンも併せて録画を考えていたのですが、どうもTangoとかち合う様でスクリーンレコーダーが動作せず。深度センサーの技術が違うため、少し時間はかかりますが、この動画と同じような状況になります。


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