注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2015年11月5日木曜日

ThetaSでストリートビューを作ろうとしている方 注意!!

8月ごろからいろいろGoogleMAPで問題が発生したりしたこともあってか
コンステレーション(ほんとのストリートビューらしく全天球写真をつなぐ)が出来なくなったり、
ブログへの埋め込みが出来なくなっています。

コンステレーションやMAPへの登録が商品情報として載っているThetaSの発売に伴い、なんらか解消されるかと考えていましたが・・・残念ながら解消されませんでした。

古墳全天球写真をgoogleMap上から参照させようと考えている方
購入、ちょっと待ってください!!


現状googleMAP上に全天球写真をアップロードする手段は3つあると考えています。

その一
google認定カメラマンになること。これは、ThetaSよりも高画質な画像を専門知識を使って作成できる方に限られます。ThetaSの撮影物では認定されないため、NikonやCanonの上位カメラをもっていることが条件になるため、まず無理でしょう
認定カメラマンになれればコンストレーション設定のアプリなども使えるようですが・・・


その二
iPhoneおよびAndroidなどのスマートフォン向けにストリートビューというアプリが提供されています。ThetaSの撮影をそのアプリから実施すれば、任意の位置に全天球写真を登録することが出来ますがこちらも問題があります。ThetaSの撮影をThetaSアプリで実施できないため、露光時間などの詳細設定が出来ないのです。また、事前に撮影した写真や過去PCに保存した写真を読み込むこともできません


その三
有名な遺跡などはgoogleMAP上にアイコンが出ているかと思います。
(八幡観音塚古墳や山上碑および古墳など)
このアイコンをクリックすると、”写真を追加”からPCなどに保存しているThetaSの全天球写真を登録できます。ですが、ほとんどの古墳はこのような登録が無く任意の場所に写真を追加することができません

さらに、その二やその三の手順でうまく出来たとしても、本物のストリートビューで出来る埋め込みが、登録した全天球写真ではできません

フォトのほうに登録しても、全天球にはならないしでなかなか困りものです。
(ここはもう少し試せる余地があるかな?)


対処としては、
コンステレーションは、現状あきらめる・・・
googleMAP上の表示をどうしてもしたい場合は、ストリートビューアプリで撮影する。
埋め込みをしたい場合は、リコー社のサービス theta360.comで限定公開設定とし、埋め込みコードを取得する。

ThetaSというよりは、googleMAPおよびPhotosphereの仕様なので若干リコーさんは被害者な感もありますが、コンステレーションについては”出来る”と謳っちゃっているので説明変える必要があると思います。

現状、超高画質の”Photosynth”、地図表示の”googleMAP”、埋め込みコード用の”theta360.com”と全天球写真の登録を一つのサービスに集約できないので、なかなか厄介ですね~

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

※前回全天球に出来なかった高崎市山ノ上古墳玄室

googleMAP上の”山上碑および古墳”には同じ画像が登録されています。

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