注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

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2018年6月3日日曜日

横穴墓からわかる地震

横穴墓を見学していると、古代の人々は自然の造形を自分の墓に取り込んでいるんじゃないかと、思うことがあります。地層がまるで星々の軌跡のように見える八田雷神山横穴群。わざわざ玄室天井に貝塚層が来るように設計しているようにも見える崎浜横穴群。

そんな自然取り込み横穴?の中でも、神奈川県三浦市にある切妻造妻入形横穴古墳(白山神社古墳)は、断層が横穴の一部になっているという特異なものです。下の画像は、横穴墓の側面オルソ。


側面に最低3本の断層がみえます。天井や奥壁にも同様の断層が見つけることができ、非常に複雑な地殻変動のあった地域なんだなぁと感嘆させられます。軽く調べてみると、初声層と呼ばれる400~300万年前の地層とのこと(三崎層?)。断層で区切られた白い層のみに、彩色が残っていたりと、古代の人には装飾の一部として扱っていたのかもしれません。

3次元モデルから、いくつの断層を見つけることができますか?



一般に2次元でしか露出していない断層を、3次元で見れる珍しい例・・・だったらいいなぁ。

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