注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2015年2月5日木曜日

Sketchfabの使い方_OculusRiftを使ったバーチャル石室見学

ここではSketchfabに登録されている3Dモデルをバーチャルリアリティ向けのヘッドマウントディスプレイ”Oculus”で閲覧する方法を解説します。
立体感のある閲覧ができるのはOculus DK1もしくはDK2をお持ちの方のみとなります。

VR_HMD OculusRiftについては公式HPのこちらを参照ください

SWketchfab公式のOculus対応方法記事はこちらを参照ください。

Sketchfab自体を 閲覧できる環境かどうかはSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。

なお、Oculusは右目左目それぞれに”立体であればこう見えるだろう”ものを常に計算して表示するものです。小さなお子さんのような十分に眼の機能が発達していない方や逆に目の機能が衰えている方には問題を起こす可能性もあるため注意してください。
また、見えているものと体感(加速度など)がずれる為車酔いしやすい方は特に注意です。
私は、バーチャルジェットコースター閲覧中に酔いました。



Sketchfabに登録された石室をOculusで見る方法

















SketchfabコンテンツのURLの最後に ”/embed?oculus=2”または”/embed?oculus=1”を追加するだけです。
初期のOculusを一般にDK1、昨年のものをDK2と呼びそれぞれ1と2に対応します。
私がよく使う短縮URL(例:sketchfab.com/s/CLY6)の最後に追加しても動作しませんでした。


残念ながら、Sketchfabではバーチャル空間でどちらの方向を向いているか判別するヘッドトラッキングや頭の高さ検知機能は動作しませんので、通常のSketchfabコンテンツと同様にマウスやキーボードで操作する必要があります。

注意点
  • Sampleなどを使用してOculusが正常動作することを確認する。
  • ブラウザやSketchfabコンテンツは最大化する。
  • OculusDK2で左右の映像がずれて見える場合はDK1互換モードを試してみる
  • 私が登録したすべてのコンテンツがOculusで動作していることを確認はしておりません。

以下は確認できたコンテンツです。
通常のブラウザでどのように見えるか試してみてください。

石貫ナギノ横穴群8号入口_OculusDK2用URL

3 件のコメント:

  1. 中々コメントが投稿できなくて困っています。
    蕨手です。コメントありがとうございました。

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  2. ようやくコメント出来ました。
    額田大玉さんの掲示板でお見かけしていましたが、スキルの高さに驚愕し、専門業者の方かと感じていました。 私もデジタルコンテンツ・3Dに挑戦したいと強く感じますが、詳しくないのでどのように対処して良いか分からない状況です。今後ご指導いただくと有難いです。一度調査活動に同行させてください。
    普段一緒に調査する仲間は、探索家、写真家、文献家等色々な特技を持っていますが、これにデジタル3Dの特技が加わればよりグレードアップした調査が可能になると感じています。ご検討下さい。

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    1. 蕨手様
      なにぶんできたてで匿名が選択できない状態になっていました。すみません。

      安価なゲーム機の3Dスキャナにバッテリーをつけて持ち運びできるようにして世界をキャプチャしようという機器のアイデアとそのソフトウェアの賜物です。
      https://www.kickstarter.com/projects/occipital/structure-sensor-capture-the-world-in-3d

      自身としては記念スキャン?をする観光客程度に思っていたんですが、実際3Dやビューを作ってみると1日に3~5基の石室を簡易測量できる新しい記録の残し方ではないかなと思い直してブログ化した次第です。

      スキャナの使い方や石室に特化したノウハウなども今後ちゃんとまとめていく予定です。
      九州国立博物館様にちょっぴりライバル心をもってスマホをはめ込むタイプのHMDを使用したVRもフリーソフトの組み合わせでできないか検討中です。

      ハングアウトにもメッセージをお送りしました。

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