!!注意事項!!

!!注意!!

3Dモデルは場合によって200Mbytesを近くになる場合があります。(大型石室の全体像の場合など)

表題バージョンに”L”のついているものは50Mbytesを超えていないものですが、全般に定額/高速回線/PCでの閲覧を推奨します。


2015年2月18日水曜日

記録系ガジェット_Occipital社_Structure Sensor

持ち運べる3Dスキャナーを実現したOccipital社_Structure Sensor 。
2013年の秋ごろ、クラウドファンディグサイトのKickstarterで持ち運べる3Dスキャナが出資を募っているということで早速資金投入。


どんなことができるのかは、プロモーションの動画を見て頂いたほうが早いと思います。


 


物体/人体のスキャンとNUI(手や体の動作でコンピュータを操作)に期待して届くのを待っていましたが、届いてみると予想以上に部屋測量の精度が高いこと持ち運びできることが古墳の石室形状を取得に便利であることに気がつきました。


特に重要な要目だけ下に抜き出してみました。
測定できるのは40cm~3.5mくらい。
3m離れると30mm、40cmはなれたところでは0.5mmの正確さがあるらしいです。

Minimum Distance40 centimeters
Maximum Distance3.5+ meters
Precision0.5 mm at 40 cm (0.15%), 30 mm at 3 m (1%)
ResolutionVGA (640 x 480) / QVGA (320 x 240)
Framerate30 / 60 frames per second
Battery Life3-4 hours of active sensing, 1000+ hours of standby
IlluminationInfrared structured light projector, Uniform infrared LEDs


ただし、実際にはモバイルなのでスキャナ自体が動きますし周りの環境にも左右されます。
使用した感じからはセンサー単体もしくは良環境と完全な固定のときのみの数値という印象です。
小型の石室(上福田岩屋古墳や岩橋千塚古墳群前山A99号墳)などが綺麗に3D化できているのはこの測定レンジにマッチしているためといえます。

より詳細な機器のデータはOccipital社のこちらのサイトです。



さて、Kickstarterのファンディングも成功を収め、”Skanectというスキャンデータを処理するソフトウェアもおまけでついてきました。この”Skanect”とサンプルでついてくる”RoomCapture”がスキャンした結果を処理する肝となります。



○詳細なスキャンをしたいときの”Skanect”

サンプルアプリのRoomCaptureよりはるかに詳細な設定/編集が可能ですが、PCを必要とするネックがあります。ハイスペックノートPCである必要は無いですが、タブレットや安いノートだとおそらく動きません。(MacbookAir2013midを使用)
また、取得できるデータサイズがギガバイト単位となるため自宅の編集環境もそこそこの容量が必要となります。


機器/ネットワーク構成
WAN機能付iPadmini+センサー-Wi-Fi-PC(iPadをネットワーク共有)



















ある石室を取得したときのセンサーの軌道です。
通常の3Dスキャナは固定しますが、このSkanectを使用するとジャイロや地磁気などセンサーをフルに使用して3Dスキャナの位置を推定します。この加速度データ等が消費する容量の大半です。

SKANECTのサイトはこちら。


○とにかく簡単に 時間が無いときの”RoomCapture
3Dスキャン⇒できたモデルをメールで自宅に送付という非常にシンプルな構成です。
その分設定可能なのは大まかな測定距離のみとなること、精度が大きく落ちるので2つ以上のデータを結合するときに苦労します。(Skanectだと落ちている石や側壁石材が目印になる)
その場で2点間の計測もできるので測量データの無い石室でもなかなか便利。


機器構成
iPadmini+センサー



















ある石室を取得したときのテクスチャデータです。
こちらと3Dモデルデータ(objファイル)がメール添付されます。
サイズは概ね3MBytes以下です。
バージョンに”L”がついている石室はこちらを使用して作成しています。

Apple社のAppstoreでRoomCaptureで検索すれば出てくるかと思います。
(もしくは、Structure SensorのTOPページ



最後にお値段ですが、
Structure Sensor:$500+送料+関税
Roomcaputure:無料(センサーがないと動かない)
iPad:7万円くらい?
ここまでが最小環境

Skanect:130ユーロ
ノートPC:13万円くらい

価格的なハードルはありますが、測量士や3Dスキャナの詳しい方からするとずいぶん手の届くお値段とのことです。


実際の使い方や注意点などは別途記事にする予定です。

5 件のコメント:

  1. 済みませんが、初心者として確認させてください。
    装備品として
     iパッド と 一台とノートパソコン一台
    さらに
     Structure Sensor と言う測定センサー
     Skanect と言う別の測定センサー
    Roomcaputure と言うフリーソフト

    があれば良いと言うことですか? 

    また、センサーと輸入、ソフトは海外のサイトからダウンロードすると言うことでしょうか?

    余りに低レベルの質問で申し訳ありませんが、ご助言いただきますと幸いです。

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    1. SkanectはRoomCaptureと同じ処理ソフトとなります。
      Structure Sensorは輸入、SkanectはWEBサイトからDLしてアプリ内から登録/決済、RoomCaptureはItunesAppStore(Apple社のアプリダウンロードサイト)からFreeでDLできます。
      ノートパソコンは、Skanectの要求スペックに見合うもの。
      OSはMacOSXだと特に問題ないですが、Windowsだといくつか設定する必要があります。
      それとipadですね(こちらも少し古いものだと対応外となります)

      ここまでそろえると私の持ち物とほぼ一緒(照明や三脚などを除き)となります。




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  2. skanect+ノートPCでのスキャンを検討している中で、このページを拝見したのですが、
    ノートPC購入時の参考のため下記の情報を教えていただけますでしょうか。

    ・MacbookAir2013midをお使いとのことですが、CPUはcorei5 か corei7のどちらでしょうか?
    ・コンセント給電駆動時と、バッテリー給電駆動時におけるFPSはどれくらいでしょうか?バッテリー給電駆動のみの場合、FPSは低下するのでしょうか?

    よろしくお願いいたします。

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    1. MacbookAir2013midのCore i5のものですメモリも増設せず4Gbytesで使用しています。
      古墳のスキャンをしている関係上バッテリー駆動が主で、FPSは11~20くらいをふらふらしていますが中央値は13くらいです。
      電源供給有で試してみましたが特に顕著な差はありませんでした。
      また、AC共有ありのルーター経由(5GHz11an)でも特に違いが無かったことから、NWよりはPCの性能依存で”動きますよレベル”だと思います。

      3D編集自体には別のPCを使用していますが、そちらではNW経由USBケーブル経由ともに27~30のFPSが出ています。(Core i7-2600 メモリ8GBytes グラボGTX570)



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    2. のろころさん
      早々のお返事ありがとうございました。

      バッテリーを使用し、持ち運び出来る状態でのスキャンをしたいと思っていたので、バッテリーでも問題なく動くというのは朗報です。

      また、思っていたほど高スペックなCPUでなくても実用的な速度で動きそう
      で安心しました。

      MBAは予算的に手が届きそうにないのですが、中古で同程度のスペックの
      ノートPC(Win機ですが・・)を探してみます。

      どうもありがとうございました。

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