注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2015年11月29日日曜日

岡山県_総社市_こうもり塚古墳(Ver1.0L)


 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。



※2015GWに石室公開していたこうもり塚古墳。GW期間中ともあって、途切れなく訪れる見学者。僅かな時間で入ったり邪魔にならないように出たりを繰り返しながら3Dスキャン。全天球に至っては、三脚を立ててリモート撮影する暇も無く手持ち撮影で写りこんでいます。

側面から見ると他の三大吉備の石室と比べて羨道が前室のようにも見えます。時期的な印象かもしれませんが、吉備の石室には水が溜まっている例が多いような。。。


2015年11月27日金曜日

みぶ車塚古墳の時代 シンポジウムに参加して

栃木県壬生町で行われた”壬生町合併60周年記念シンポジウムみぶ車塚古墳の時代-古墳時代終末期における大型古墳出現の謎を探る-に参加してきました。

すでに前回の記事で話題にしたように、お昼休みの時間に3Dモデルと全天球写真をちょっぴりデモンストレーション。
非公式?とはいえ、
・複眼タイプのVRゴーグルで石室内部の全天球写真が見れる
・Tabletで4億画素の墳丘の全天球写真が見れる
・石室の3Dモデルを自由に動かせる
という展示はなかなか無いと思います。

古墳はこういった技術を駆使して現状維持+3Dデータや全天球写真がベターかなぁとおぼろげに考えています。3次元データであれば築造時推定データを作成するのも閲覧するのも容易ですし、
より詳細な分析が出来るようになった時に現状保存が効いてきます。
(ぱっと思いついたのは版築に含まれる花粉やプラントオパールなんか役に立つ?)

発掘と破壊、復元と現状維持、いろんなジレンマがあることを改めて感じた次第です。




※シンポジウムの直前に撮影/作成した車塚古墳_石室前面全天球写真


午後の部も7世紀中葉以降の古墳がほとんど無い地域生まれにとっては新鮮。
(日向中心部は7世紀初頭の鬼の窟古墳(円墳)で高塚は打ち止め)
群馬の権力集中(総社古墳群)、栃木南部の首長連合(複数の大型古墳が平行して造営)などいろいろなお話がありました。その中で3Dスキャンしたことがある古墳や石室が出てきたときには、3Dモデル使って説明すれば石材構成やサイズ感とか分かり易いかも・・・といろいろ思ったり。
やはり写真での構造説明には限界があるような気がします。



シンポジウムの中で少し気になった2点

○やや荒い截石(土生田先生は削り石と表現)の加工具合の記録に拓本?を使用している写真があったこと。今なら3Dスキャナを使用することで、概ね工作痕を記録できると思います。截石の加工方法である程度技術集団が特定できたり?










※線刻あり?の横穴墓奥壁。亀の甲羅状の加工痕が記録できている例。


○岩屋山式石室の展開
ふと思い出した日向の千畑古墳。前方後円墳の墳丘に途中から折れてくる側壁を持つ石室。石室形式が早めに伝播したのか、実は山寄せの円墳でした~なのか、気になるところです。
(確か年代も墳丘形状もはっきりしていないはず)
指標となっている岩屋山古墳も入れるみたいなので、早速行ってみたいですね。







2015年11月21日土曜日

栃木県_壬生町_車塚古墳(Ver2.0L)


 3Dモデルを閲覧できない場合はSketchfabの使い方_3Dモデル閲覧_その1を参照して確認してください。


Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
いずれも10月30日の現地説明会前掃除のあとに許可を得て撮影・スキャンしたものです。

※壬生町の合併60周年記念イベント”みぶ車塚 古墳の時代”で、有り難いことに3Dモデルと全天球写真のデモを行う機会を得ました。荷物多めでも大丈夫なため、タオバイザーではなく他の
CardBoard対応機器を使用。年齢高めの方々から大学生までVRゴーグルでの車塚古墳石室は好評。3Dモデルもなかなか喜んでもらえました。(使用したデータは本記事で公開したもの)
意外と聞かれたのが、壁の裏をどうやって測量したのか?という質問。さきたま資料館の企画展ではたしか”内側が透けてます”と注意書きが書いてあったような。

先生方の説明で石室や墳形の特徴がお話に出ていましたが、見学したくなる石室がまた増えちゃいましたね~。