注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

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2016年6月13日月曜日

緑山古墳群 尾根上の4石室を並べてみる

見学してからすでに半年。
ようやく見学した緑山古墳群4号墳7号墳8号墳の3Dモデルが完成。
以前見学・データ作成した6号墳とあわせて、尾根上有名古墳4基の石室がそろいました。

6号墳と8号墳は、”吉備の古墳”に測量図が引用されていたのでそちらを参考におおよそ間違ってなさそうなことを確認。4号墳・7号墳は1987の発掘調査資料には載っていそうですが、近くに所蔵している図書館がなさそうなのでとりあえず作成そのままです。先人の掲載データや目測データと比べてもそれほど間違いはなさそう。

すでに公開している4号6号、データだけ作成できた7号8号を並べてみました。

まずは下から。(一目盛り:1m)





















上から 8号墳・7号墳・4号墳・6号墳
方形から長方形へという流れですが、幅自体は6号からそれほど変わっていないことがわかります。

次に上から。(一目盛り:1m)




















下から 8号墳・7号墳・4号墳・6号墳 (反転して手抜き)
あまり見たことの無い天井面データ。7号と8号の天井石を見ると、7号+天井石1枚が8号になっているような。

奥壁のさらに奥から。




















右から 8号墳・7号墳・4号墳・6号墳
8号は調査報告書の公式記録だと現状3m(1987当時?)。151227にスキャンした3Dモデルからは高さ3.7~3.9mはありそうです。


側壁奥から




















下から 8号墳・7号墳・4号墳・6号墳
羨道も含め妙に直線が綺麗な4号墳。羨道の一段下がる石材も7号と8号ではずいぶん差があることがわかります。

反対側側壁奥から




















側壁石材は徐々に大型化。8号墳で巨大化。というところでしょうか。

連続性が考えられる古墳群は、全て3Dモデル化するとすでに調査報告書等に記載されている内容でもわかりやすくなります。来期は10基くらい石室がまとまっている古墳群のんびり3D化してみたいですね。





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