注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





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2021年2月20日土曜日

募集:横穴式石室や横穴墓をざっくり測りまくりたい人。

 iPhone12Pro/ProMAXやLiDAR付きiPadでスキャンアプリが出たことで、ZenfoneARやPhab2ProといったTangoスマホが少し余剰になりました。

そこで、ZenfoneARを使いたい人に貸し出してみたいと思います

募集:横穴式石室や横穴墓をざっくり測りまくりたい個人/グループ/学生/研究者。

提供:ZenfoneARとLED照明リグの貸し出し/ノウハウ?

貸出期間:基本3か月(調整可)

要件:10基以上の古墳名・位置情報・3次元データ(復元・半壊や天井石露出でも可)を共有すること。3次元データは、最低オンライン公開が可能であること。

※場所が分かっている石室で小型の物であれば、数基/1dayスキャンできます。

破損時:調整中


連絡先:kofunkengakusyaあっとま~くgmail.com

(あっとま~く は@に置き換えてください) 

[禁止事項]

横穴式石室を見学する(3次元計測や撮影)といった内容以外、とくにゲームなどの電池消費の激しいものについては使用しないことをを前提とします。


[条件や詰めるべき案件が増えれば追記してい行きます]

写真や動画と同じように、スマートフォンで空間をシェアすることが可能になった2020。横穴式石室/横穴墓を対象に試してみませんか?




2020年12月9日水曜日

iPhone12ProMAX届く そして激しく踊る。

 すべての横穴式石室・横穴墓見学者に伝えたい


iPhone12ProまたはProMAXを買って見学に行こう

と。

1分あれば10m前後の横穴式石室であれば、測れる!

と。


次の動画は、全長10mの横穴式石室の中で、iPhone12ProMAXを振り回す動画です。

(激しく動くので酔います。詳しく見る必要はありません)



さて、この1分間で何ができたかというと、この点群データができました。



動画を撮影している方は分かると思いますが、ピントを合わせる為カメラの激しい動きや光量には気を使います。そういった細かいことを無視しして(多少の光量があれば)石室をこの短時間で測れるというのは、もはや異次元です。

現地説明会でスマホ構えているからといって、
写真や動画を撮ってる・・・と思わせて3次元化
なんてことも当然起こる訳で

非常に楽しそうです。

2020年9月30日水曜日

本格的に動き出したとりあえず3次元録っとく。

次期 iPhoneの発表は少し先のようですが、Lidar付きiPad関連でどんどんと3次元スキャンアプリが出ています。

Apple社LiDAR搭載iPad Proによる3D点群スキャンアプリのリリースについて( PronoHearts,Inc)


私自身はまだ使用していませんが、Twitterなどで見る限り対象は数m~数十m規模が得意そう。地下街ひとブロックを周回して戻ってきて、20㎝程ずれているというのもZenfoneARと同じ感じですね。

Sketchfabにも続々と”撮ってみた”的なデータが上がっていています。スキャンすることが単体で写真並みになることは無いと考えていますが、スキャンを必要とするサービスがブレイクするようなことがあれば、どれだけ空間が撮れられていくか分かりません(IngressやポケモンGOのように)

どのように対応すべきか、物理的に所有している方々の考える時間は少ないと思います。

2020年8月15日土曜日

どこの古墳に行ったか、ひなたGISでまとめてみる

 見学した古墳/横穴墓をリストでまとめてはいるのですが、どうも一目でどこに行ったが分かりずらいので地図にポチポチプロットすることにしました。古墳界隈で良く使われるGoogleMapのマイマップではなく、宮崎県が公開している”ひなたGIS”を使用。

エクセルで、名前やら位置やらどういうデータを取得したか/データ公開の可否などを元々あったデータから引っ張ってきたりしながら作成。

ひなたGIS 2017年度下期以降一度でも見学した古墳/横穴墓でデータ公開可能な古墳/横穴墓地図

(地図データ:地理院_淡色地図、出典:国土地理院)

https://hgis.pref.miyazaki.lg.jp/hinata/hinata.html#DCcFQs0mkdax

青丸が古墳や横穴墓。

黒丸はそれ以外。

丸をクリックすると、名前やSketchfabへのリンクが表示されます。

普通の地図だけでなく、傾斜図やCS図、赤色立体地図などを重ねても閲覧できるのでなかなかに楽しいです。


2020年7月3日金曜日

奥行を測る専用センサーとAPIが戻ってきたスマートフォンたち

ZenfoneARというこなれた機材が潤沢にあるため、のんびり推移を見ていたLidar付きiPadですが、ARkitのバージョンアップに伴い大きな動きがありました。

ARkit 4
https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2020/10611

前バージョンまでは計測したデータ自体を扱うことができず3Dスキャナーとしての使い方は、ほとんどできない状態でした。奥行のデータをARkit4から扱えるようになったため、早速サンプル等を使用して自室やお仕事環境を撮影されている方がでてきています。

当然以前から技術を持っていた会社は、Lidar付きiPad向けのアプリやサービスを早速リリースしてきています。



AR界隈や建築界隈が盛り上がってくれば、当然Android側も対応。

Depth API overview for Unity
https://developers.google.com/ar/develop/unity/depth/overview

こちらも開発者は、すぐに対応してきます。

3D Scanner for ARCore(早期アクセス)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.lvonasek.arcore3dscanner&hl=ja

End of support for devices without DepthAPIというコメントがある様に、次回のアップデートでDepthAPIに対応しより精度の高い3次元モデルを作成できるようになることが期待されます。

Androidスマートフォンでも、高級機にはDepthセンサーが付いている機種はそこそこあります。(GalaxyとかXperiaとか)それらの機種が、ARCore対応かつDepthAPIになると、一気に3Dスキャンをする方が増えるのではないかなぁと。


余談
スマートフォンが一般化し、どこでも写真・動画が撮れるとして問題になったことは、この3Dスキャンという機能とデータが容易に使えるアプリの出現で、同じようなことが起こってくる・・・かも。

2020年6月9日火曜日

CS立体図など1mメッシュのデータが古墳見学に使える

各自治体で進むオープンデータ。古墳に関係するデータが文化財を担当している部署以外から、がっつり提示されることが多々あります。私が把握している1mCS立体地図が広域で公開されている県は、静岡県・岐阜県(濃尾平野以外が1m)・兵庫県の3県。(長野県も?)

とくに兵庫県はDEMデータなども公開されており、見る以外のことにも使用できます。

単に樹木を剥いたデータを上から見るだけでも既存の5mメッシュのデータと比べると、雲泥の差。上記の画像は、養父市大藪古墳群ですが主要な4基どころか野塚支群の20基。さらには、高さの無い道林支群の個々の墳丘まで判別できるレベルであることが分かります。
何より古墳見学にとって特筆すべきは、遺跡地図でも位置が判然としない古墳の位置まで明瞭に確認できるという点でしょう。野塚支群の僅か数十m北東に横穴式石室を保有する古墳があることが分かっていたなら、そこまで足を延ばした見学者がいたかもしれません。



3次元データなので任意の俯瞰で見ることも容易。左側一番手前の禁裡塚古墳はもちろん、野塚支群全基(20基)の個別の高さも判別することができます。

前述のデータ群は、以下のWEBサイトにて公開されています。
・G空間情報センター


データを扱うのが難しい方は、宮崎県が公開しているひなたGISで各県のCS立体図が取り込まれていますので、ブラウザで閲覧するのが容易です。
・宮崎県 ひなたGIS

ひなたGISへ⇒右上の”背景”⇒立体図・地質・地形等フォルダ⇒○○県CS立体図で閲覧することができます。

国土地理院の10mCSや傾斜図よりはるかに高精細です。40m以下の前方後円墳を見つけることも容易いかも。

2020年5月21日木曜日

熊本県 日本初?のダウンロードできる古墳データを公開する



県を跨いでの移動が自粛を求めれられ、おいそれと出かけるわけにはいかない古墳見学。閉館している博物館や資料館がそれぞれ工夫を凝らした情報公開を進めています。古墳に関連するデータの閲覧も進んできているのですが、やはり閲覧が主体。そんな中で、ダウンロード可能、再利用可能な形で公開したSketchfabアカウントがありました。

施錠管理されている石室の3次元データも含まれるため、まず公式で間違いないでしょう。
ダウンロードしてみたところ、フォーマットにばらつきがあること・サイズ調整はされていないことなど、利用するには少し手を加えないといけない部分はあります。それでも、考古の3次元データがダウンロード可能になったのは、一つの画期だと思います。

墳丘の3次元計測を行った、横穴式石室の3次元計測を行った、3次元計測の結果を載せた研究報告・論文を見てきましたが、
3次元データはどこ?
の質問に公開していないという回答しかありませんでした。
(銀色の側壁立面図(メッシュ画像)は、3次元データではありません。)

今後、研究報告に3次元データが添付される、もしくは希望者に提供できるスキームが確立されているのが普通となればよいなぁと漠然と考えています。

2020年4月18日土曜日

インターネット上の情報だけで論文は書けるのか?

私の趣味データ使いたいやつ、出てこいや!


4月に入り外出への自粛要請がでるなど、世界が随分と変わりました。私見ですが、2020年度の古墳見学はもう実施できないか、よほどの制限が付く状況となるでしょう。

これは、古墳に携わる学生や研究者も同様の事態ではないのでしょうか。図書館/資料館/発掘現場など現物史料に接する機会はすべて失われ、オンラインを除けばアクセス可能なのは所有する紙史料のみという状況。史料を購入するにしても、資金面の問題が発生する。所属する組織にオンラインストレージがあり、そこに膨大なデジタルデータがあれば別ですが・・・

ということで、趣味のデジタルデータではありますが、卒論/修論/研究などに使いたいという方がいらっしゃればデータを提供します。

以下は提供できるデータの内容です。
 〇墳丘/横穴式石室/横穴墓の3次元データ
  ・3次元化付き見学初期のStructureSensorを使用したもの
  ・Pix4DMeshやMetashape(Photoscan)で作成したもの及びその素材画像
  ・ZenfoneAR+Rtabmapで記録できているデータ
   ⇒.dbに格納されている3次元データ/画像データ/ROSデータ等

 〇墳丘/横穴式石室/横穴墓の全天球写真
  ・Theta/ThetaSで撮影したもの
  ・ImageCompositeEditorで作成したものおよびその素材画像
  ・Pixel3の標準写真アプリで作成したもの

 〇Reflectance Transformation Imaging (RTI)
  ・線刻や工作痕明瞭化のために処理したRTIデータ及びその素材画像

Sketchfabアカウントのhttps://sketchfab.com/nonakasabuで公開されて行古墳については、上記3点のいずれかのデータがあります。また、このブログの下の方にある”記事化待ち古墳の皆さん”も同様です。

なお、東京学芸大学/茨城大学については、2016年度の壬生車塚古墳全トレンチおよび石室のSfM/MVS可能な画像。調査域の全天球画像。土師器片の検出したトレンチについては、2015年/2016年夏/2017冬現地説明会時のSfM/MVS可能な画像があります。

あと、非公開のデータもあります。あの地域を周っているのに、○○古墳は見学してないの?と思ったら、お尋ねください。あるかもしれません。

本来であれば、すべてのデータ、特に3次元データをオープンアクセスするのが有効なのでしょうが、見学を行うにあたり自治体や所有者と取得データの利活用について制限がかかることが多々あります。古墳ごとに状況が異なりますので、調整が発生することがあります。

連絡は、記事への秘匿コメント、SketchfabアカウントへのCONTACT(フォローボタンの隣)、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。

2020年3月19日木曜日

iPad Proで古墳は測れるか?

新しいiPad ProにLiDARが載りました。

https://www.apple.com/jp/ipad-pro/

Depthセンサー(奥行測れる)とかLiDAR(光で奥行測れる)とか、分野によっていろいろ呼ばれ方はあるようですが、やれることは概ね一緒。

ただし、ハードウェアが付いたからと言って、すぐに3次元計測できるというわけではありません。自身がアプリ開発者でなければ、
良さげなアプリが出るまで待ちましょう。

計測最大範囲は5mということですが、最小範囲は記載されていません。未知な部分が多いので、AR/VR界隈の仕事人(人柱?)さんたちの情報を見てからの購入でも遅くはないと思います。また、暗い場所を計測の対象にするとiPad ProとLEDライトなどを一体化させるハンドルグリップなども必要になります。

むしろ気になるのは、これで特殊端末(ZenfoneARとかPhab2Proとか)ではなく一般人でも手に入る機械に3次元計測が付いたこと。資料館でiPadを使って写真を撮っていると思ったら3次元計測している・・・みたいな出来事があと一週間後に迫っています。

SNS公開OKに、3次元データは含まれますか?



2020年2月17日月曜日

ストリートビューが壊れる

2019年の10月ごろから始まっているストリートビュー(個人/法人が作成したもの)の壊滅的状況。いままで登録した全天球写真が”拒否済み”になったり連結が破綻したりと、googleさんなかなかの暴れっぷり。


管理者からはGoogleマップ拒否済みになって暗転しているものが、現状公開がされていないストリートビュー。閲覧ユーザーからは、変な位置に青輝点ができたり、矢印が変な方向を向いていたり、矢印が表示されなくなったりという見え方です。

2020年に入って状況は変わらず、なかなか思うように全天球写真が登録できていません。代替のサービスはいくつかあるものの、連結やらの使い勝手はストリートビューに及びません。

ブログの記事にできていない古墳も、3次元データは着々と登録しているのでお急ぎの方?は、Sketchfabを参照してください。


2019年9月12日木曜日

Bougon古墳群?F号墳?

Skertchfabで稀にドルメン(dolmen)と検索してみると、とても支石墓のイメージとはかけ離れたお墓が見つかります。フランスのTumulus of Bougonもその一つ。

紀元前5000年の墳丘がTumulus F。F号墳?
細長いマウントの両端にF0とF2の石室、中央付近に石室を伴わない埋葬区があるようです。で、そのF0石室・・・どこかで見たような形状。九州(和歌山?)にあるよといわれても納得してしまいそうな石室です。



2019年7月31日水曜日

深度センサーがスマホに搭載されてくる気配?

以前紹介したArcoreで3Dモデルが取得できるAndroidアプリ

3D Scanner for ARCore(早期アクセス)


久しぶりに更新履歴を見てみたら、なんか書いてある
-Full ToF support on Huawei/Honor devices using Huawei AREngine
どうやら、Huawei/Honorの端末で深度センサー付きの物に対応したと書いてある。ただし、国内で深度センサー付きのHuawei/Honorのスマートフォンは、発売されていません。(ドコモから、P30Proが発売される予定?)果たして、RGBでの3Dスキャンとどのくらいの差が出るのか気になります。

さて、もしかすると深度センサーを搭載しているメーカやスマートフォンの型番で検索すると対応アプリかあるかもと探してみたら、ありました。

Quick measure


Samsungの計測アプリのようですが、その説明の中にToFの説明が。
Quick Measure provide the following four AR Measurement experiences quickly and easily using ToF Camera and AR Technology.

3Dスキャンではなく2点間の計測メインのように見えるので、インストールして確認はしていません。国内にToF付きのSamsungスマートフォンあったっけ?

この時期は話題のスマホ?に搭載される機能の情報に振り回されています。高い機種しか初めはなくとも、それが流行ればどんなスマートフォンにでも搭載される機能になる。深度センサーもそうなってもらうと面白いというか、3D計測見学を啓蒙しやすいのですが・・・

2019年5月20日月曜日

4年半振りの同一石室 スキャン技術の違いで見えるもの



うろ覚えながら2014年12月23日寒空のもと3Dスキャンした岩橋千塚古墳群前山A99号墳(上)と、2019年3月22日薄曇りの中3Dスキャンした岩橋千塚古墳群前山A99号墳(下)。現状、ほとんど使用することのなくなったiPad+StructureSensor+Skanect+MacbookAirの組み合わせと、ZenfoneAR+Rtabmapの比較です。

Skanectのデータは、特にメッシュについてRtabmapよりも明瞭に判別できます。その代わり大きな移動はできないので、例えば天井方向にスキャナから離れるによってデータが荒くなります。また、移動できないデメリットは、羨道側の石材の上下面を記録できないところにも表れています。
割石の明瞭な記録はMetashapeでも実現可能なので、どうしてもSkanectの運用は低調ですが上位のソフトウェアによっては使い道がありそう無きはします。

・・・山登りの必要な古墳にPC等ワンセット持って行くかというと微妙ですが。

2019年3月9日土曜日

徐々に増えてきた石室3次元モデルを公開するSketchfabアカウント

Sketchfabで検索で行うエゴサーチ。
”古墳”を情報にもつ3Dモデルを、どなたかアップロードしているかなと検索してみると、ずいぶんと横穴式石室の3Dモデルが増えていました。

hanitatouさん:大阪府?
kofunさん:西日本広域(ドローン使用や見せ方検討もされている)
kohunさん:京都から和歌山にかけての近畿圏(難易度高そうな岩橋型石室を3D化 手練れ?)

皆さん使用されているのは、Metashape(旧Photoscan)。スマホにレーザーついて誰でも・・・というのとは違いますが、文化財関係者以外にもずいぶんと広まってきた印象。写真と同様に、どんどん撮られていく時代ももう少しかもしれません。




あれ?関東の人は居ない???

2019年1月30日水曜日

スマホカメラで"リアルタイムに"Depthが撮れた。

ProjectTangoを捨てて、ARcoreを始めたgoogleさん。
スマホに付いているカメラで深度情報を撮るというものでしたが、
なかなか日本国内では対応機種が増えず今のところ泣かず飛ばす。

そんな中、手に入れてしまった?Pixel3
せっかくARCoreの使えるgoogleさん純正スマホということで、
googlePlayを探してみると・・・ありました点群を撮れるアプリが。

3D Scanner for ARCore(未公開版)


実物の横穴式石室(総社市鳶尾塚古墳)で試してみると、こんな感じ。

上:Pixel3/3DScanner onARcore(単眼カメラ)
下:ZenfoneAR/ Rtab-map(深度センサー)
ZenfoneARに比べて、計測数値も形状もテクスチャも粗いですが、問題はこれが単眼スマホカメラリアルタイムに撮れたということ。市販されているミドルからハイエンドのスマートフォンは2眼以上のカメラを持っていて、それらを同時に使って深度を計算したらどうなるか。今後進化してくれるといいなぁ。
※注意 石室内部は暗所なので、十分な光源がないとARcoreは動作しません。

下:Pixel3/3DScanner onARcore(単眼カメラ)
下下:ZenfoneAR/ Rtab-map(深度センサー)

2018年12月6日木曜日

記念写真の価値が上がる一言

然も今日古墳を見学したような呟き、記事、そして写真。
翌日行ってみると、その古墳は湮滅していた・・・
なんてことも起こる今日この頃。
写真などのデータを公開している方に、声を大にして言いたい。

撮影した時期を大まかにでも付与してほしい
自戒を込めて・・・
(3Dモデルと全天球には、”だいたい”記載されている・・・と思う)

昨日見た呟きには、墳丘の写真があった。
あのHPの記事では、柵がなく石室に入れていた。
出土した石棺が置いてあるはずなのに、実際には無かった。

基本的に、自治体の文化財ページが現状に合わせて更新されることは稀です。埋蔵文化財に至っては、情報すら見つからないでしょう。そこで頼りになるのが見学者の口コミですが、写真を引っ張ってきてそれらしいコメントを付けて投稿するBotなどもあり、最新の情報を投稿時間で縛ることもできません。いつ頃その古墳を訪ねたか大まかでも記載があれば、続いて見学する方が悔しい思いをするのを避けれるかもしれません。

そして、それは文化財防災にも繋がります。何時壊れたか。大きな災害などがあれば、おおよそ検討はつきます。

3次元データによる熊本地震前後の井寺古墳の変状解析 資料4

ただ、実際には災害の前に壊れていたかもしれない。災害の後も継続して壊れているのかもしれない。復旧や保存を不確定にする要素が、皆さんの記念写真で払拭できるとすれば。。。なんだかカッコよくありませんか?

2014/12/27 二軒小屋古墳

2018/1/3 二軒小屋古墳

2018年11月11日日曜日

同じ人たちが造った”かもしれない”石室

二度の奈良見学で撮影したいわゆる”天王山式”横穴式石室の3次元データ。

牧野古墳石室

赤坂天王山古墳

牧野古墳は、大阪市立大学が2010年3月に3次元計測を実施。赤坂天王山古墳は、桜井市と某社(報告書記載)が2006年?に3次元計測を実施。12年前に3次元計測機の運用実験を行った石室を、同列には語れないものの見学者が記念撮影(3次元)するようになるとは・・・。技術の進歩は恐ろしいものです。

さて、今回見学した牧野古墳と赤坂天王山古墳の石室は、報告書にもいくつかの制限は付きつつも”非常に似通っている”と記載されています。平面図や側面図だけではなく、折角の3次元データ。3次元的に似ているのかを、CloudcompareのDistance機能で遊んでみました。互いに相手の石室をリファレンスとして、どの程度距離が離れているかを計算。
(赤>25cm、黄色>15㎝、緑>6cm、6cm>青)
床面の最奥ラインと天井石平面を基準としています。

奥壁側
左:赤坂天王山古墳
右:牧野古墳

前壁側
左:牧野古墳
右:赤坂天王山古墳
奥壁・天井はほぼ緑以上、奥壁向かって左側壁は青や緑が多いものの所々に赤が出現。奥壁むかって右側壁は高さ1mほどまでは青/緑が多いもののそれを超えたあたりから赤が頻出。前壁は、傾斜角が大きく違うので上に行くほど赤。10cm以内に収まっている個所は、玄室全体の46%ほどで、20㎝まで含めて66%。

3次元データにどういう処理をすれば、同一設計、同一の築造集団を見極められるのか。考古学者さんに見解を聞いてみたいものです。


※文中の”報告書”:赤坂天王山古墳群の研究ー測量調査報告書ー

2018年10月20日土曜日

あなたの街の文化財。勝手に3次元計測されたらどうしますか?

問題:
あなたは、X市文化財課に所属しています。ある日、インターネット上で市内史跡の点群データが公開されていることに気が付きました。課長に相談したところ、”申請を行っていない3次元計測と公開は認められない。削除してもらうように。”と指示がありました。インターネット上の点群データ公開を差し止めるため、行える手段を列挙しなさい。

前提条件 (/で区切られた条件のどちらを選んでもよい)
 〇史跡
  パブリックドメインである
  自治体所有地/私有地
  立ち入りが制限されていない/制限されている

 〇作成者
  海外在住/国内在住
  立ち入りが自由なエリア/立ち入り禁止エリアから3次元計測を行っている。
  
 〇3次元データサービスプロバイダー
   海外/国内

あなたなら、どう回答しますか?

面白い前提条件があればぜひ!!


(自身の見学申請なかでも、最も厳格な手順を踏んだ古墳の一つ)

2018年8月28日火曜日

3Dスキャナ付きスマートフォンの系譜は今

予想外のところに受け継がれました。

OPPO R17Proのウェブページ
https://www.oppo.com/cn/product/r17pro/index.html
(本体のウェブページなので中国語)

数字上、内臓メモリ・ストレージ共にZenfoneAR同等。
SoCは、Qualcomm Snapdragon 710。
ベンチマークから想像すると何となく一世代前の上位CPUくらいの性能と、ミドルよりは少し良いけれど最上位には届かないGPUというもの。とはいえ、ZenfoneARの821と比べるとそれほど差はなさそう。
(バトルロイヤルもののゲームが快適プレイできることを売りにしている?)

あとは、3Dスキャン機能を使用する際のアプリやAPI 開発環境はどうなるのか。無理やりTangoを積んでて、Rtab-Mapが動くなんてことなら、布教用に2台くらい買っちゃうんですけどね~
OPPO Japanさん国内販売ご検討ください。

スマートフォンの新製品といえば避けて通れないiPhone。9月初旬が発表の時期ですが、
8月初旬からアメリカから3Dスキャンに関連するワードでアクセスが妙に増えています。ここ三年くらいDepthSensorが載るといわれ続けて、いざ載ったと思ったらフロント。今年リアへの搭載を予想するサイトがありますが、さてどうなりますか。

2018年8月25日土曜日

2030年の文化財VRやARはどんなもの?

ワード”馬越長火塚古墳”でのアクセスが増えてるなぁとおもったら、こういうことでしたか。

国史跡 馬越長火塚古墳群保存活用計画を策定しました
http://www.toyohashi-bihaku.jp/?p=9090

法律の改正などもあり、文化財の活用について自治体の動きが活発になっているようです。
文化財保護法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律等について
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/1402097.html

ここ2年くらいで、文化財についてもVRやARといったコンテンツが増えてはきましたが、どうにもヒットしている感じがありません。むしろ、擬人化されたコンテンツからの流入のほうが結果を出しています(ゲームで文化財を知る→資料館に行くなど)。自身の3次元モデルや全天球でも、VRもしくはそれに準じることはできますが、その用途に使用されたという噂も聞きません。自分が文化財のどういったコンテンツにアクセスしに行ったかを振り返ってみても、VRやARは何度も見返すということは少ないです。資料化されているデータや所在地の一覧などが多い印象です。VRやARという媒体は、史跡などと相性が悪いんでしょうか。


さて、前述の馬越長火塚古墳群保存活用計画ですが、AR/QRコードの整備観察が2030年とあります。アニメのARでいえば、電脳コイル(劇中202X年)・ソードアートオンライン(劇中2026年)など、現実と仮想が見分けがつかなくなっている時期。どんなコンテンツを豊橋市が考えているのか非常に興味があります。


雑なVRならすでにありますよ?