注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2020年4月18日土曜日

インターネット上の情報だけで論文は書けるのか?

私の趣味データ使いたいやつ、出てこいや!


4月に入り外出への自粛要請がでるなど、世界が随分と変わりました。私見ですが、2020年度の古墳見学はもう実施できないか、よほどの制限が付く状況となるでしょう。

これは、古墳に携わる学生や研究者も同様の事態ではないのでしょうか。図書館/資料館/発掘現場など現物史料に接する機会はすべて失われ、オンラインを除けばアクセス可能なのは所有する紙史料のみという状況。史料を購入するにしても、資金面の問題が発生する。所属する組織にオンラインストレージがあり、そこに膨大なデジタルデータがあれば別ですが・・・

ということで、趣味のデジタルデータではありますが、卒論/修論/研究などに使いたいという方がいらっしゃればデータを提供します。

以下は提供できるデータの内容です。
 〇墳丘/横穴式石室/横穴墓の3次元データ
  ・3次元化付き見学初期のStructureSensorを使用したもの
  ・Pix4DMeshやMetashape(Photoscan)で作成したもの及びその素材画像
  ・ZenfoneAR+Rtabmapで記録できているデータ
   ⇒.dbに格納されている3次元データ/画像データ/ROSデータ等

 〇墳丘/横穴式石室/横穴墓の全天球写真
  ・Theta/ThetaSで撮影したもの
  ・ImageCompositeEditorで作成したものおよびその素材画像
  ・Pixel3の標準写真アプリで作成したもの

 〇Reflectance Transformation Imaging (RTI)
  ・線刻や工作痕明瞭化のために処理したRTIデータ及びその素材画像

Sketchfabアカウントのhttps://sketchfab.com/nonakasabuで公開されて行古墳については、上記3点のいずれかのデータがあります。また、このブログの下の方にある”記事化待ち古墳の皆さん”も同様です。

なお、東京学芸大学/茨城大学については、2016年度の壬生車塚古墳全トレンチおよび石室のSfM/MVS可能な画像。調査域の全天球画像。土師器片の検出したトレンチについては、2015年/2016年夏/2017冬現地説明会時のSfM/MVS可能な画像があります。

あと、非公開のデータもあります。あの地域を周っているのに、○○古墳は見学してないの?と思ったら、お尋ねください。あるかもしれません。

本来であれば、すべてのデータ、特に3次元データをオープンアクセスするのが有効なのでしょうが、見学を行うにあたり自治体や所有者と取得データの利活用について制限がかかることが多々あります。古墳ごとに状況が異なりますので、調整が発生することがあります。

連絡は、記事への秘匿コメント、SketchfabアカウントへのCONTACT(フォローボタンの隣)、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。

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