注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2020年7月3日金曜日

奥行を測る専用センサーとAPIが戻ってきたスマートフォンたち

ZenfoneARというこなれた機材が潤沢にあるため、のんびり推移を見ていたLidar付きiPadですが、ARkitのバージョンアップに伴い大きな動きがありました。

ARkit 4
https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2020/10611

前バージョンまでは計測したデータ自体を扱うことができず3Dスキャナーとしての使い方は、ほとんどできない状態でした。奥行のデータをARkit4から扱えるようになったため、早速サンプル等を使用して自室やお仕事環境を撮影されている方がでてきています。

当然以前から技術を持っていた会社は、Lidar付きiPad向けのアプリやサービスを早速リリースしてきています。



AR界隈や建築界隈が盛り上がってくれば、当然Android側も対応。

Depth API overview for Unity
https://developers.google.com/ar/develop/unity/depth/overview

こちらも開発者は、すぐに対応してきます。

3D Scanner for ARCore(早期アクセス)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.lvonasek.arcore3dscanner&hl=ja

End of support for devices without DepthAPIというコメントがある様に、次回のアップデートでDepthAPIに対応しより精度の高い3次元モデルを作成できるようになることが期待されます。

Androidスマートフォンでも、高級機にはDepthセンサーが付いている機種はそこそこあります。(GalaxyとかXperiaとか)それらの機種が、ARCore対応かつDepthAPIになると、一気に3Dスキャンをする方が増えるのではないかなぁと。


余談
スマートフォンが一般化し、どこでも写真・動画が撮れるとして問題になったことは、この3Dスキャンという機能とデータが容易に使えるアプリの出現で、同じようなことが起こってくる・・・かも。

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