注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

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2018年11月11日日曜日

同じ人たちが造った”かもしれない”石室

二度の奈良見学で撮影したいわゆる”天王山式”横穴式石室の3次元データ。

牧野古墳石室

赤坂天王山古墳

牧野古墳は、大阪市立大学が2010年3月に3次元計測を実施。赤坂天王山古墳は、桜井市と某社(報告書記載)が2006年?に3次元計測を実施。12年前に3次元計測機の運用実験を行った石室を、同列には語れないものの見学者が記念撮影(3次元)するようになるとは・・・。技術の進歩は恐ろしいものです。

さて、今回見学した牧野古墳と赤坂天王山古墳の石室は、報告書にもいくつかの制限は付きつつも”非常に似通っている”と記載されています。平面図や側面図だけではなく、折角の3次元データ。3次元的に似ているのかを、CloudcompareのDistance機能で遊んでみました。互いに相手の石室をリファレンスとして、どの程度距離が離れているかを計算。
(赤>25cm、黄色>15㎝、緑>6cm、6cm>青)
床面の最奥ラインと天井石平面を基準としています。

奥壁側
左:赤坂天王山古墳
右:牧野古墳

前壁側
左:牧野古墳
右:赤坂天王山古墳
奥壁・天井はほぼ緑以上、奥壁向かって左側壁は青や緑が多いものの所々に赤が出現。奥壁むかって右側壁は高さ1mほどまでは青/緑が多いもののそれを超えたあたりから赤が頻出。前壁は、傾斜角が大きく違うので上に行くほど赤。10cm以内に収まっている個所は、玄室全体の46%ほどで、20㎝まで含めて66%。

3次元データにどういう処理をすれば、同一設計、同一の築造集団を見極められるのか。考古学者さんに見解を聞いてみたいものです。


※文中の”報告書”:赤坂天王山古墳群の研究ー測量調査報告書ー

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