※豪快に口を開けている中野1号墳ですが、これは石室奥壁側。この開いている部分が本来の古墳中心部になります。片袖の石室で、天井の高さでは羨道と玄室の差がほとんどなく、見学した丹波市内の石室では少し毛色が異なります。石室全長は確認できるだけでも12m近くあり、かなり細長い石室です。おそらく地権者さんが、杉や竹を整理してくださったようで、全天球写真にも伐採したあとが見られます。おかげで本来の開口部側に回り込むことができ、現状の全体像を掴むことができました。
本来の開口部を3Dスキャンして、継続したまま北西から玄室に入り南東の開口部にデータを繋げるなんてことをしています。墳丘側面を迂回(多少の距離と上下動)してもある程度見れるスキャンデータになるとは。。。。この迂回中の点群も墳丘に繋がるデータかもしれないのですが、Sketchfab上には石室に限定したデータを公開しています。
中野1号墳データ全景 右上が奥壁、左が本来の開口部 |
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