結合され難くなった
と噂で聞いていたPhotoscan。
別の噂で、”今までGPUがサポートされていなかったプロセスがサポートされた”と聞き、真相を確かめようとPhotoscanの変更履歴をチェック
噂のGPUサポートは、おそらくこれ。
Version 1.3.0 build 3772 (5 February 2017)
• Added GPU acceleration for image matching.
もう一つの噂の結合しづらくなった件に関連しそうなのは、
Version 1.3.0 build 3772 (5 February 2017)
• Switched to CUDA for NVIDIA graphics cards.
Version 1.3.0 build 3075 (8 October 2016, preview
release)
• Optimized dense cloud generation in case of large overlap.
確か前までは、GPGPUはOpenCLだった気が。(株式会社オーク様 QAページ)
オーバーラップが過ぎたときの最適化っぽいですが、噂の要因とは違いそう。
なんとなくそれらしい変更履歴は見つけたものの、それが変更履歴や噂どおりに効いてくるのか。バージョン違いのPhotoscanで試してみました。
違いはPhotoscanのバージョンだけ。
Version 1.2.6 build 2834 (20 July 2016)
Version 1.3.3 build 4827 (16 August 2017)
PCの構成はざっくり、Corei7_2600/メモリDDR2_16G/SSD_128G+HDD2T/GPU_Geforce1070です。
題材は、古墳墳丘をドローン撮影した画像です。
V1.2.6 |
V1.3.3 |
結果
○GPUをイメージマッチングに使用する差分。
○GPUをイメージマッチングに使用する差分。
49分12秒から2分39秒へかなりの短縮。
○結合しづらくなっている噂。
画像607枚中
606枚使用されていたのが、572枚に減ってる・・・
実に5%の写真が使われなくなっています。それに伴ってか、DensePointCloudも1割弱低下。これは結合しづらくなったという印象を持たれてもしょうがないかな。
困った事にGPGPUをOpenCLに変更するメニューはないため、NVIDIAグラボでOpenCLにしたければバージョンを下げるしかないことになります。
システム用件にhigh-end OpenCLと書いてあっても、それに該当するAMDのグラボが記載されていないのでRadeonに乗り換えるのもちょっと怖い。
石室で以前できていたものが、同じようにできなくなっていたら(特に狭い羨道部分)。
意図してバージョンダウンするかも。
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