その際聞かれる質問の一つに”どのくらい時間がかかるか”というのがあります。
実際、2015年末~2016年始の長旅見学でどの程度かかっているのか調べてみました。
見学した場所柄?、3室構造の複室形式や複雑な石室内内部構造がありません。
最初のスキャンデータの送信時間から最後のデータの受信時間を引いたものなので、実質はそれに1分程度足したものでしょうか。3Dデータは分の数+0~4くらいが取得できています。
(注:ここでいう3Dスキャンは、StructureSensor&Roomcaptureを使用したものです)
馬立古墳群1号墳(片袖) 14分
馬立古墳群6号墳(無袖) 7分
馬立古墳群7号墳(無袖) 6分
若狭野古墳(両袖、複室) 14分
鳥取上高塚古墳(片袖) 12分
唐人塚古墳(両袖、石棺) 12分
緑山古墳群4号(両袖) 16分
緑山古墳群7号(片袖) 14分
緑山古墳群8号(片袖) 17分
小迫大塚古墳(両袖) 32分 ※天候待ちで長め
橋本荒神塚古墳(両袖、石棚) 11分
穴ヶ葉山古墳群1号(両袖) 11分
穴ヶ葉山古墳群2号(両袖) 6分
穴ヶ葉山古墳群3号(両袖、複室) 14分
百留横穴群1号墓(横穴墓、単室、入室なし) 4分
四日市横穴群62号墓 (横穴墓、単室、入室なし) 5分
大谷古墳(両袖、入室なし) 7分
定東塚古墳(両袖) 14分
定西塚古墳(片袖) 14分
定北古墳(両袖) 18分
定5号墳(無袖、天井岩露出) 5分
リンクがあるものは、すでにSketcfabで公開しているもの。
15分あれば普通の石室は3Dスキャンできてますね。
馬立古墳群6、7号墳のような無袖単形、穴ヶ葉山古墳群2号のような両袖小型石室に至っては、10分をきっています。実際には、普通に見学したり写真撮ったりする過程でサイズ感やスキャンプランを考える時間もあるので、3Dスキャンだけで30分というのはまぁ妥当かなと思います。
石室ざっくり3Dスキャンプラン |
超高画質全天球撮影やPhotoscanによる3D化、ThetaSによる全天球撮影、ZenfoneARによる石室/墳丘3D化となかなかメニューが増えてきて、やれること全種類こなすとおそらく4時間を超えるでしょう。。。
逆にZenfoneARでの石室3D化とThetaS等専用機材による全天球撮影に限れば、後期群集墳20基程度のデータ化を1日で終わらすことも夢ではないかも。
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