注意事項と3次元データの共有について

〇注意事項

3次元データのサイズによっては、高額な通信費用が発生します。Wi-Fi接続状態のスマートフォンまたは定額回線でのPCブラウザでの閲覧を推奨します。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを使用してみたい方へ

古墳や横穴式石室/横穴墓の3次元計測を行った記事は見つかるものの、取得データ自体に殆どアクセスできない3次元データ。レーザーやSfM/MVSと比べ粗いデータではありますが、使用してみたいという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。ただし、管理者/自治体との契約により、利活用が制限されている場合があります。

〇横穴式石室/横穴墓の3次元データを引き継ぎたい方へ

個人の3次元データではありますが、複数の要因で立入ができなくなった横穴式石室/横穴墓が多くあります。今後、個人でのデータ管理が行えなくなる/デジタル遺品化することを考慮し、データ相続先の研究者さん団体さんを緩く募集します。

記事への秘匿コメント、Sketchfabアカウントへのメッセージ、ストリートビューの公開アカウントなどお好きな手順でご連絡ください。





2020年5月25日月曜日

天王山式横穴式石室を誰でも3次元で使えるようにする

熊本県のSketchfabアカウントに刺激され、ダウンロード可能/再利用自由にチャレンジ。史料掲載申請書などで自由利用が制限されている石室は対象外。再利用の制限がされていない石室で、2基を公開すると比較など面白そうな使い方ができる古墳として、赤坂天王山古墳と牧野古墳を選択しました。

石室比較に関しては以下の記事を参照してください。

〇同じ人たちが造った”かもしれない”石室

https://gadgetkofun.blogspot.com/2018/11/blog-post.html




ダウンロード可能にするにあたり、どこまで利用を許容するかという点で少し迷いましたが、CCBY4.0(クレジット表記を求める)のみとしました。利用者として、自主規制が欲しい場合には、以下の研究報告を参照してください。
 仲林篤史 2019a「埋蔵文化財・史跡整備におけ 3D の活 用と公開について」『第 1 回考古学・文化財のための データサイエンス・サロン予稿集』、pp.15-29、 http://hdl.handle.net/11177/7015

また、このデータを作成する元となっているRtabmapの.dbファイルを提供することもできます。.dbファイルには、ZenfoneARがどう動いたかを計算するために必要なデータが含まれており、Rtabmapの設定を変えることで点群やメッシュ、テクスチャー付きメッシュなど任意の3次元データを作成することができます。

研究者や測量技術をもった方々が作成する発掘調査報告書などの史料。素人が安価なデジタル機材を使用して記録する三次元データ。どちらが優れているというものではありません。使えると判断したデータは、使い倒してもらえばよいと思います。

どんな利用がされるかちょいと楽しみです。

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