長柄横穴群での2016年末の撮影練習。地震の影響か11号墓の羨道が少し落下し内部の見学が出来なくなってしまいました。同じように少し崩れているところが無いか注意しながら見学していると、8号と9号の間にわずかな隙間が。
※赤丸部分が穴?
3Dスキャナを当ててみると1mほどの奥行きを検知。中がどうなっているかも分からないので、ThetaSに防滴ハードケースをかぶせて一脚に装備。恐る恐る突っ込んでみました。結果、撮影できたのが以下の全天球。(ThetaSで15秒ほどの露光時間です)
9号寄りは土砂が流入していますが、奥壁の相当する部分までには到達していません。写真から高さ1~1.5m、2*2くらいの正方形の穴?と想定しますが、近接する横穴墓と比べると加工が雑です。側面に規則的な穴があったりと、人の手がはいっている穴には違いはないのですが、何に利用されていた穴なのか見当もつきません。
先に想定したサイズの空間を3D第二小群にくっつけて見ました。
ほぼ横一列に並ぶ長柄横穴群でなければ、ここに横穴があってもおかしくない配置。高壇式でもなければサイズも他と比べて小さく、この群での横穴とするには少し微妙。
長柄町に問い合わせてみると、穴があることは把握されているようです。
何の穴なのかは聞きそびれてしまいました。発掘調査報告書や公園整備時の資料には記載があるかもしれないので、該当資料のある図書館に伺った際にでも確認しようと思います。
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