ようやく見学した緑山古墳群4号墳7号墳8号墳の3Dモデルが完成。
以前見学・データ作成した6号墳とあわせて、尾根上有名古墳4基の石室がそろいました。
6号墳と8号墳は、”吉備の古墳”に測量図が引用されていたのでそちらを参考におおよそ間違ってなさそうなことを確認。4号墳・7号墳は1987の発掘調査資料には載っていそうですが、近くに所蔵している図書館がなさそうなのでとりあえず作成そのままです。先人の掲載データや目測データと比べてもそれほど間違いはなさそう。
すでに公開している4号6号、データだけ作成できた7号8号を並べてみました。
まずは下から。(一目盛り:1m)
上から 8号墳・7号墳・4号墳・6号墳
方形から長方形へという流れですが、幅自体は6号からそれほど変わっていないことがわかります。
次に上から。(一目盛り:1m)
下から 8号墳・7号墳・4号墳・6号墳 (反転して手抜き)
あまり見たことの無い天井面データ。7号と8号の天井石を見ると、7号+天井石1枚が8号になっているような。
奥壁のさらに奥から。
右から 8号墳・7号墳・4号墳・6号墳
8号は調査報告書の公式記録だと現状3m(1987当時?)。151227にスキャンした3Dモデルからは高さ3.7~3.9mはありそうです。
側壁奥から
下から 8号墳・7号墳・4号墳・6号墳
羨道も含め妙に直線が綺麗な4号墳。羨道の一段下がる石材も7号と8号ではずいぶん差があることがわかります。
反対側側壁奥から
側壁石材は徐々に大型化。8号墳で巨大化。というところでしょうか。
連続性が考えられる古墳群は、全て3Dモデル化するとすでに調査報告書等に記載されている内容でもわかりやすくなります。来期は10基くらい石室がまとまっている古墳群のんびり3D化してみたいですね。
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