穴吹町における後期古墳の研究
その中で、崩落によって計測されていない三島古墳群1号墳の1号石室(西側の石室)。他の方の写真では、僅かに天井付近の開口部があるということなので、今回見学した際にそこから残存空間を計ってみました。
上:三島1号墳1号石室側面(西側) 下:三島1号墳2号石室側面(東側) |
上:三島1号墳1号石室奥壁(西側) 下:三島1号墳2号石室奥壁(東側) |
石室石材の最も高い位置を合わせています。
仮に1号石室の開口部が二番目に高い位置の石材で2号石室と同じ数の段差がある場合、2号石室より僅かに小さい石室と想像できます。(玄室長/幅で10~15cm)
仮定の条件が多いものの、残存空間から推定できることもいろいろありそうです。
なお、前述の資料にも点線で1号石室の平面サイズが記載されています。残存空間や地形など現地のいろいろな知見から推定されたものだと思いますが、スキャン結果(からの推定)と同じ位で、2号石室より小さく書かれています。
なお、前述の資料にも点線で1号石室の平面サイズが記載されています。残存空間や地形など現地のいろいろな知見から推定されたものだと思いますが、スキャン結果(からの推定)と同じ位で、2号石室より小さく書かれています。
それにしても、段の塚穴型横穴式石室は構造が残り方にも影響しているのか、石室基部だけが残るという例が尾山古墳だけ。他は、ほとんどの場合、玄室長/幅/高さが測れるくらい石室が概ね残っています。
平地の少ない地域でもあるので、多少でも壊れたものはすぐに転用されたのかもしれませんが。。。
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