古墳に興味を持った時期に購入した発掘調査報告書に、大正の西都原古墳群発掘データを宮崎大学がまとめたという本があります。たぶん、1985年くらいの黄色い本ですが、その中には西都原の前方後円墳について側面図が載っています。他所の前方後円墳と比べて極端に前方部が低いものが西都原には多く、その形状を表現したかったのだと思います。
そういえば、最近の資料や看板の説明には側面図はあまり付いてきませんね。そんな訳で今回、ZenfoneARの性能限界を試すために大型古墳を横断するようなスキャンを実施してみました。
対象古墳:壬生車塚古墳
使用機材:ZenfoneAR+OSMO_mobile
時間帯:日の出後1時間ぐらい
目標:墳丘中央を東西に
結果
発掘調査の車塚測量図と3Dスキャンデータのオルソを重ね合わせて画像。
西側周提から南東周提まで、ぼちぼち直線^^;
Sketchfabはオルソ表示ではないのでやや幅広に見えます。ざっくりとですが、十数人が一列に並び2往復するだけで40~60mの古墳は簡易ながら測量できてしまうかもしれません。(各人のスマホから点群データの吸い上げ→マーカーや衛星測位などを元に点群データを連結→計測図へ)
お金をかければ、計測距離が長くより簡単な計測手法(レーダーやライダーやら)がありますが、一部の見え方とはいえ、周提を含む130mに及ぶ古墳をスマホだけでここまで出来るというのは改めて凄いことのように思います
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